現在必要なコミュニケーション構造
ad:tech Tokyoに行って レポート書いたのが自分にとって良い転機になった。ほんとに良い転機だった。
それでこの図を書けたのがほんとに良かった。(漢字が間違ってるが・・・w)
先日レギュラー案件の来期施策提案で初めて客先にこの図を出した。”馴れ合い広場” というネーミングは毒があるんで2年目の若手営業に “コミュニケーション広場” と命名してもらって、企画書の最後の調整をやってもらったんだが、見事に “馴れ合い広場” のまんまの企画書の状態でプレをしてしまった・・・。その営業本人も客先も凍り付いていたが、非常に共感してもらえて、来期施策の考え方のべースは握れた。
得意先の意向と真逆のプレゼンであっても…
元々の客先意向とはある種間逆の提案をしたんだが、
- 「そうだよね・・・そうしたいと思ってたんだよね・・・。うん。この方向がいいな!」
と言って頂けたのは、ぶっちゃけ やりがいを感じたw そして特にウチは “御用聞き営業はもう辞めよう!” とかいう会話が出る様な体質であるが故、”オリエンなぞりが正しい仕事” と刷り込まれてきたが、それだと100本ノックで疲弊して面白くもないし、それで金が生まれるならビジネスとして別に構わないけども、金も残らないw
- 「どっちみち金残らないんなら、やりたい事やらせろよ!」
と強気で出たのは、今回は吉と出たな。しばらく続けようと思うw
他クライアントにはまだ資料としては出していないが、あらゆる社内外の人間とこの考え方の共有を進めていて、今まで製作ディレクション(要はデータ寄り)であったが、プランニングという単語を使うようになった。大嫌いなmixiとかも余裕で施策にして提案してたりするw
人が能動的に動く理由
「結局、好きな女性に『すごいね』ってほめられたいんだな。その時だけは、常に死に向かって歩いているという寂しさを忘れることができるんだ」
幻冬舎 見城社長
このインタビュー記事は既に削除されていたけども、ほんと人ってこの為だけに生きてるとも言える。自分にもかろうじてある感覚だ。女子の場合は
- 「結局、好きな男性に『綺麗だね』ってほめられたいんだな。・・・」
という所だろうな。
mixiはそれが低レベルで露骨に出ているから、自分は嫌いなんだなぁとちょっと整理出来た。
アダルト仕事の経験が生きてる?
この感覚は時代で変化しない普遍的な部分なんで、THE AXE EFFECT までイクと拒否したくなる人もいるだろうけども、この要素は見えない様にしてあげるのがテクニックだな。何気にアダルトの仕事していた事が良い肥やしになってたりする。
今になって思えるけど 「女の体は美しい。美しいのはアートでもある・・・よね? だからオナニーする為だけじゃないんだYO!」という言い訳を来訪者が言えるサイトにしていた気がする。自分は一切感じないがオナニーすると罪悪感を感じるの人が多いらしいし・・・。
トライバルメディアハウスのイケダノリユキさん
年末ではあるが、トライバルメディアハウスのイケダノリユキさん のセミナーを聞けた事もポイントだった。”マス広告やってもみんな寝てますよ~” という類の説明は自分の馴れ合い広場の “既存のコミュニケーション” の図に似ていた(彼は猫と犬が寝てる写真を使っていた)。更に彼は、マス広告は滝のようにただ流れていってしまうが、WEBは消費者発信とログ化される部分があるので、滝ではなく噴水であると言っていた。これは僕ではまだ整理出来なかった部分なので、是非パクらせて頂こうと思うw
彼のセミナーは遠まわしに代理店を馬鹿にしていたが、僕も元々 “代理店=ただの問屋” (要はメディアレップ)だと思ってたクチ。まぁ色々と知るとトラディショナルな代理店のアイデンティティーはメディアレップらしいけども、WEB専業メディアレップとか競合が増えちゃった中、WEB以外のメディアも扱えて、コンテンツクリエイティブが出来る(出来やすい)トラディショナル代理店は、今後の展望を見据えると有利な感じがした。
実は(相対的に)可能性が高いトラディショナル代理店?
一時は
- 「オプトとかがクリエイティブ力を付けたら、WEBの知見や、メディアマージン1%でもやれる効率化された組織には適うわけがない!」
と、電通ではないウチの存続価値を気にしたりもしたが、現状はWEB専業代理店のWEBリテラシーは結構低いみたいだし、イケダさんが
- 「WEBによってマス広告が必要なくなった訳じゃないのよ!」
と言っていた様に、あらゆるメディアを駆使して カタルシスを体験してもらうプランニングは、トラディショナル代理店の方に歩がある様に思う。それに “この時代に対応しなきゃ!” という焦りもWEB時代に出遅れたトラディショナル代理店の方が持ってる様な感じもする。
人気スタッフから学ぶ
あと、ウチのスターマーケッターと仕事が出来たのも良かった。彼のスタイルは
- 「色々と考えました。でも 間違ってる事があるのにも気づきました。だからこう思いました。これが実現出来たら僕凄く幸せです!」
という、完成されてない段階もさらけ出し、 金ではなく “このムーブメントに参加出来たら僕楽しいんです” と言ってしまうプレは、結構衝撃だった。
今まで “代理店の提案=プロの歪みないプランニング” であると思い過ぎていて、企画も提案書の出来も自信がないと、プレで何しゃべっていいかわからなかった。これは 自分の魂がなく、ただ落とし所を作っただけの企画だったからだと思う。
- 「ソリューションに興味ない。イノベーションでしか人は動かない!でも客先納品物だから代理店はソリューションしかないから、つまらない」
と入社前から思っていた事を、特に御用聞き営業スタイルのウチで吐き気がする程体験した。
元々の目的は “燃費悪い日本企業のビジネスを知る” であったので、希望通りの経験は出来た。・・・し体験し続けている。
どうまとめるかはテクニックなので、まだまだ学ぶけども、
- “妄想を公開→共感してもらう→欲しいって言ったよね?あんたが欲しいって言った事やってんだから金払ってね”
という ソリューションとイノベーションのすり替え に気付けたのは、ほんと良かった。
猫かぶりきれない性分であるコトを自覚したw
ってな感じで、刺の無いいい子ちゃんをやろうと思っていたんだが、やっぱり出来ない事に気付いたw 去年のまとめで書いた “本籍は子会社” というコンプレックスも
- 「子会社で給与しょぼいんだから、早くあがらせてよ。」
と言える武器にすらなったw
この言い訳をさせない為に、本社に転籍という話が濃くなっているらしいが、もう今となっては別にどっちでもいいって感じになった。
周囲の印象は良いらしい
- 「この部に来て一年半だけど、AZZLOは一番売れっ子じゃないか?」:先輩
- 「お前・・・この仕事やれるよ(シリアスに)」:部長
と正式な会社の評価ではないが、なんとなくこんな感じにはなった。
高収入も家族も立場も無い。守るもんがないからやりやすいわ~!ってお気楽な感じになってきましたw
LEAVE A REPLY