-読書感想- AR〈拡張現実〉入門

AR〈拡張現実〉入門 (アスキー新書)

この20年、ネットの中では色々変化があったが、クラブの酒がプラカップで出てくるのと同じぐらい、リアルな生活はほとんど変化が無い昨今、ARは生活を変える事が出来そうな匂いを感じている

>位置連動やリアルタイムログ化と組みあわせると、酔うようなライフログ×AR体験が出来そう。
と書いたし、赤子ライフログ妄想 以降、確信的な強い妄想が出来ていなかったので、ARはもっと学びたい分野だ。

で、この本を手に取ったのは単純に一番安かったからw 結果としては今のAR事情を知るには非常に良い本だった。

・マーカーレスAR
QONCEPT さんの事例が紹介されていた。リンク先にある動画の部屋の中でのシューティングゲームはビビった。悪い言い方だが、いわゆるどんぎまり状態を合法的に実現出来るツールだ。

ライフログと紐付けて自分に最適化された幻覚を見るという、合法LSDとして遊べるw これは結構ヤバい。

このQONCEPTさんには実は自分もヌルいキャラ出る系ARで相談していたりするのだが、「ARを使う必然性があるものを開発する」というポリシーをお持ちの様で、自分のまったく必然性の無いキャラARの相談は心苦しいものがある・・・。

※自分は提案には大反対したのだが、ストーリーが壊れるという理由で、ヌルいキャラ出るAR案件で相談している。

・AR.Drone

iphoneで無線コントロールやりつつを、本体に付いているカメラで撮影が出来るという白物。どうARなのかよくわからないが、とりあえずこの動画の様にはしゃいでしまうのは確実w

・Augmented (hyper)Reality

以前見てARに対して険悪感を持った映像・・・。代理店の発想だとARはこうなってしまうだろう。基本的に皮肉なのだと思うが、この非常識な妄想進みっぷりには共感したw

バーチャル飛鳥京プロジェクト
無いものを画面上に再現するありがちなARかと思ったが、天候による陰影やリアルな人の表示は、CGデータの上に表示される等、かゆい所に手が届く事例。すげ~高いだろうが、この精度がAR普及の鍵の1つ。でも実際はリアルさは必要ないものとして普及してしまうのが、今風かもしれない。
日本技芸 リサーチャー 濱野智史氏
この人の妄想はイイ!ほぼリンク先にある内容が本に書かれていたが、ARの考え方でログと擬似同期を組み合わせると、吐く程のAR体験が出来そうだ。遅かれ早かれ実現してしまうだろう。

現実が拡張されるのではなく、コミュニケーションが拡張されるものでなければならないという考え方にも共感。正直現時点のARは最初の一回だけやればOKなもの。普及の鍵はやはり中毒性(コミュニケーションの可能性)だろう。

東京大学大学院情報学環教授 暦本 純一

電気信号で手を動かす実験はヤバい!腹筋を動かし続けてダイエットする商品があった気がするが、手を動かせる精度によってはとんでもない事になる。まずはオナニーが楽になるであろうし、誰でも加藤鷹みたいなフィンガーテクが実現出来るようになるだろう・・・w

Sky Siege

QONCEPTさんのトップムービーにあるものと近いが、これはヤバい。リアル体験なのかCPU演算による体験なのか、混同が進むアプリだ。今後この手のものはいっぱい出るだろう。

YourGolf

ARというよりはライフログ寄りのアプリ。テーマ毎にこの手のアプリはいっぱい出るんだろうな。

まだARを体験出来る端末(スマートフォンとか)の普及が低いので、マス体験にはならないが、その辺は時間の問題。今後かなり日常生活に入り込んでくると思う。

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