-読書感想- 仕事と勉強を両立させる時間術 / 佐藤孝幸

仕事と勉強を両立させる時間術 / 佐藤孝幸

最近の仕事は

1:現在の課題列挙(ターゲット選定・確認)
2:ターゲット行動調査
3:戦略立案
4:施策ジャストアイデア

5:プロダクションに予算を預けて具体案を詰めてもらう。

6:製作の細かい修正ディレクションなんかは、スピード優先で営業にやってもらう。

という感じ。こう書くとなんだかえらいビジネスしてる感じだが、まだまだ精度は低い。今までは4番だけやっていて、5番の領域も自分の中で完結しようとしていたのだが、1番~3番がないと良いものも決まらないし、誰もやらない。

更にWEBを中心とした戦略立案をやる人間は広告界においては少ないのに、必要度が日に日に高まっているので、プロダクションとの住み分けと、立ち居地から必要な行動を考えて、現在の状況になってる。

そんな感じでそもそも製作に進める案件が少ないのだが、製作に入った案件も関与度が低い故、20時には帰る日が多くなっている。上司に不必要なムダな作業を強いられていないし、4年目に入り慣れてきているのもあるが、楽な状況故なのか?自分が成長した故なのか?が、よくわからない段階にある。

更に、少し早く帰れるようになってみると、今まで時間の使い方が下手だったんだなぁ・・・と実感する事が多くなった。なんなら “定時で上がる” を目標にしてみてもいいかな?なんて思ったりすると、余裕のある日でも焦って仕事している自分が居たりする。この調子でもろもろ効率的に時間を使うスキルが身につかないかしら?と思い、この本を買った。

1:「何のために」「いつまでに」を明確にしろ
2:「これはダメかもな・・・・」と思った瞬間、損切りしよう。一発逆転的な発想は損を大きくするだけ。損をしたくないなら、着実な利をコツコツ取っていく。
3:効率的に結果を出したいなら、とにかく続けていくこと。己を過信せず、過小評価せず、適切なハードルを課していき、続けていこう。ゲーム感覚で取り組むのもいい方法。
4:知識と教養を分別しよう。効率の面から言えば、教養に費やす時間は趣味の時間。実益が欲しくて勉強するのなら、知識をつける努力をしなければならない。少なくても、脳科学に感心していてはいけない。
5:Twitterを使おうとか、ブログで自分のキャラをアピールしようとか、それで本当に効果が出るのでしょうか。企業にしろ個人にしろ、「流行ってるからとりあえずやってみた」という姿勢が多すぎる気がします。きちんとした方向性や戦略を打ち出しもせず、ただやり方を模倣しても意味がないのです。
6:「何となく」、または「もやっ」とした状態で物事をスタートさせてしまっているから、時間がかかり、効率が悪くなってしまうのです。
7:本質を見抜くとは、ゴールとそのための手段、筋道を事前に考えておくこと。絶対に、「もやっ」とした状態はじめない。本質に従い、素直に頭と体を動かせば、効率はあらゆる面で飛躍的に伸びる。
8:自分を大きく見せたり、小さなことにこだわったりするのはやめること。ケチなプライドは伸び悩みの大きな原因となる。
9:「徹底的に準備はしてきたつもりだけど自信がない」というのはありえません。本番当日に、「これなら大丈夫だろう」という状態になっていないのであれば、そもそもそこまでの準備の仕方が間違っていたということなのです。
10:自分の失敗を記録しよう。同じ失敗をしたくないという気持ちは長く続かない。自分の失敗をどうすれば克服できるか書き記し、いつでもどこでも眺めるようにしよう。
11:伸び悩んできたときこそ、変化するチャンスだ。こだわりを捨て、やり方を変えていこう。ダメなら元に戻せばいい。

こうやってリストアップしてみると、社会がこの逆の事を強要している気がした。社会とは自分自身も含まれる訳だが、人として当たり前にある弱さが、他の人と紐付き負の連鎖が起きている故、こういった本が生まれるし、自分の様に買う人間も居るのだろう。

とりあえず5番に関しては、営業からこの手の相談があると、速攻跳ね返しているが、6番は意識してい行動していくべきだなと思った。

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