-読書感想- 誰からも「気がきく」と言われる45の習慣

2011-04-23 14-19-59

誰からも「気がきく」と言われる45の習慣

3月いっぱいで隣の席の3年目女子がジョブローテーションで他部署に移動する。彼女は非常に気がきく子で、丁度忙しくないタイミングでお菓子をくれたり、雑談を振ってきたり・・・とコミュニケーションがとても上手い。

自分はあえて気をきかせないロジックが染み付いてしまっている感じがするが、彼女とのコミュニケーションの中で、時間が経つと「あぁ・・・あのタイミングで褒めてあげればよかったかも・・・」と反省する機会が増えてきた。今後コミュニケーションの機会が減ってしまうので、やや焦っているw

こんな意識が自分に芽生える事が非常に新鮮だがw 真っ当な大人に成長していると思って恥と思わない様に考えて、この本を手に取った。

また、ウチの秘書に対して 「赤字の会社が大して機能していない役員をサポートする秘書なんか雇って馬鹿じゃないか」と思っており、そんな目の上のたんこぶ的に見ていた秘書に、先日の役員面談の際に親切に接してもらい楽しい雑談もあったので、ちょっと反省していた。・・・この本の著者が秘書という点から、秘書ロジックを知りたいというのも、購入した理由だ。

1:「愛の反対は無関心」という言葉があるように、自分のことをきちんと見てもらいたいのなら、自分も相手のことをきちんと見てあげること。相手の喜ぶポイントの理解は、そこからはじまるのだと思います。

2:人をリスペクトし、人間として対等にお付き合いする。あるいはその姿勢、気持ちを見せること。そうすることで、自分自身も肩書きや記号で見られることがなくなります。

3:「この人とは付き合わない!」と決めつけて相手にかかるのと、「この人とは合わない部分もあるけど、この部分では意外と合うかも」という人のいい面を見ようとする姿勢で接するのでは、180度違ってきます。

4:好き嫌いを絶対に出さない人、それこそ誰に対してでもフェアな上司は人から好かれます。フェアな人の下にいると、自分たちも公平な気持ちになるのかもしれません。

5:何か親切を受けたあとではなく、してもらう前に気持ちを形にしてあらわす、というのがここでの大事なところです。

6:いい接し方はマネジメント、悪い接し方はコントロール

7:(略解)壁に落書きをした生徒を叱らずに褒めた上で紙に絵を書かせた。更に他の生徒に配った。その上で「じゃぁ壁の絵は時間がある時に消しておいてね」と “いつまで” とは指示しなかった。壁の落書きはその日のうちに消されていた。

8:相手にしてもらったことを、「大したことではない」と心のどこかで思っていると、感謝の言葉をついつい忘れていませんか。そして、「ありがとう」を言わないでいると、その使い方をだんだんと忘れていってしまうのです。

9:「絶対に失敗しないスピーチ」ではなく、「人を楽しませるスピーチ」「新郎新婦をねぎらうスピーチ」というようにしてみるのです。失敗しない、というのは、究極をいうと目的が内向きです。

10:「○○を作ってもらっていい?」とお願いしたら、あとはできるまで人のやり方にクビを突っ込んではいけません。それが、頼んだ側の責任であり、お互いの信頼関係だと思います。

11:人を巻き込むというのは人の時間を奪うということになるのです。~中略~「何日までにこういう目的で必要だから、いつまでにできるかな?」という言い方にすえrば、相手も自分の時間や都合を考えながら引き受けてくれやすくなるはずです。

12:当時勤めていた会社の近くのスタバは、開店時間の7時から人がいっぱいで、それぞれ読書や勉強をしていました。~中略~図書館と同じで、特に勉強する気がなくても雰囲気にのせられてしまうのです。このように「やらざるを得ない」空間に入るのも1つの手でしょう。

自分は話始めれば “ほわっ” としている面もあるのだが、コミュニケーションの取っ掛かりを自分で作る事はほとんどしていないように思う。年下とは大概目があって、「・・・何よ?」と声をかけるのが通例である。これは自分があまりに社内の人とは思えないという理由から、よく見てしまうんだそうだ。また先輩(年上)に顔を覚えてもらう為にアンテナを立てているというのもあるんだろう。

実は年上も自分の事はガン見しているという話はよく聞くし、意外と名前を知ってる人が多いのだがw 会話はあまり発生しない。みんな忙しいからだと思うし、声をかけてくる人は暇そうな大人が多いw しかしタバコ部屋での雑談なんかは良い気分転換になるし、もっと狙って有意義に発生させていきたくなる読書であった。

・・・しかし自分がイケてないと思う大人は、大概この本のネガ事例に該当する人達だ。自分には無条件に喧嘩売ってくる割には、得意先の前では汗かきまくりで「はい。おっしゃる通りだと思います」しか言えないアホおっさん営業にもフェアに接する必要があるのか・・・?ま、そのおっさんは年功序列で部長にはなったが、社内では見捨てられてる存在ではあるので、早く意識しない生活・精神レイヤーに進みたいと思う。

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