車案件の弟分営業から借りた本。彼は自分と同じく化石おっさん達に対して疑問を感じているが、自分とちょっと違うのは、「部長になりたい」「若者だけの会社で社長になりたい」という発言がたまにある。
- 「何を達成する為に部長や社長になる必要があるのか?」
と問うのだが、明確な答えが無い彼らしいチョイスである。※2010年時点
1:方向性が間違っていれば、その後どんなに努力してもその企画は良くはなりません。
2:企画とは、どちらかというと、地道な道よりも、近道や裏道など違う道を探す精神が大切です。
3:今の時代、「企画に限界はないんだ!」という根性論よりも、「その企画は、どの程度のキャパシティーか」を考えた方が、賢明です。その方が全体を俯瞰でき、逆に「企画が限界に来ているのであれば、企画のこの部分を壊せばもっとキャパシティがあがるかも」という限界突破に繋がるかもしれません。
4:企画の完成度を上げる時は、ネガチェックをする前に、どうすればもっと長所を伸ばすことができるか考えてみてください。
5:学校などの学びの場は、あくまで「基礎」や「過去」を教えてくれる場所。未来の切り開き方までは教えてくれないということを知っておくべきです。
6:「スキル」をつける前に「いくつものスキルを同時に見につけるスキル」を身につけてください。
7:「どのような企画であればノンバーバル(言葉関係なしに通じる、という意味)に面白い企画がつくれるか」この視点をどれだけ保てるかが企画の強さを担保すると言っても過言ではないでしょう。
年功序列とは関係なく著者の企画ロジック説明であった。
どれも非常に共感出来る。
- 2:”壁を登りきる” のを美徳とする根性論は燃費が悪い事が多いと感じいる。(登れるなら登ってもいいんだけども)
- 5:普通の学校は社会に適合をする人間を育成するのだろうが、現在のように社会が変化している最中で、既存の社会での生き方にマッチする育成では、作業マンになる事すら厳しいかもしれない。(今後ロボットやCPUによる自動連想が普及したら人間である必然性が薄まるので)
- 6:これは嫌なところを指摘された思い。冷や汗が出た。
- 7:海外事例を有難がる代理店なのに、ノンバーバル的な方向にならないのは何故だろうか?
ウチの看板で扱う事が出来る案件は、得意先自ら「これといって・・・特徴が無いんです(汗)」と言う商品を扱う事も多い・・・w だったら “ハゲたらスキンヘッド” 的に開き直ったりしてみたいのだが、競合コンペで0点評価になるのが恐くて、多くの場合バント狙いな提案になる。
先日某携帯端末を2機種連続でやったのだがバント狙いで、2機種とも4社中2位。1位とって勝たないと2位でもビリ評価でも同じ。
そもそもウチのこのバント狙いという方向性に疑問を多く感じるという事を思い出さされた。バントの制度上げもやらなきゃいけない時は出来た方がいいが、”それが正しい仕事である” と盲目になりつつあったので、気をつけなければと思う。
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