部内観覧としてJAAAの冊子がよく回ってくるが、大概おっさんらが “○○協会の運営報告” をして「今後の広告界の発展を願ってます」とか言うのがセオリーの非常に眠くなる内容なので、仮眠したい時にしか読まない本となっている。
今号は僕がまったく興味がない賞を受賞した人の発表号である。おっさんの薄い格言を読むよりは多少はマシなので、頑張って読んでみた。
オブザイヤーになったのは、髙崎卓馬氏。彼の作品をYOUTUBEで見てみたところ、月1回SAYAちゃんの居る高崎に行った時とF1放送の時しかテレビを見ない自分でも、見たことがある作品ばかり。更に印象に残っているCMはほとんど髙崎氏の作品であった。
今回初めて見たが、JR東日本 新青森キャンペーンCMはイケてる。吉幾三のキャスティングは上手過ぎる!インテルのエロさ加減もイイ。しかしJRAのCLUB KEIBAはまったく面白くないな。(やり辛い事情があるらしいが)
他のメダリストの作品も色々と見る。加藤哲志氏のSEIYUのCMは自虐的な要素があって好き。
CMだけでなくバイラルムービーというアウトプットの作品もあった。
2010年6月アップで519回再生。一日平均1.2回再生だ。映像は作りこまれていて良いものだと思うが、目的を果たせてないな・・・。広告とは広く告知するから広告なんだと思うが、まったく機能していないと言える。
なんか似たような動画があったのなと思ったので比較してみる。
素人作成の動画の方が再生回数を稼いでいる・・・w
他の動画作品はどうかと思って、キャプチャーを撮ってみた。同じくバイラルムービーとして制作された映像。
2010年10月アップで約21000回再生。一日約70回再生。
2010年12月アップで61回再生。一日平均0.25回。
CMの方はどうだろうか?
バイラル動画よりマシだがあってないような数字だ。
髙崎氏が指摘していたサントリーのCMは別格だった。とは言え広告効果は無いような数字だが。
更に!!!!!
アップ時期が違うのでフェアな比較ではないが、一日平均を出したとしてもダントツで猫動画の圧勝であろう。動画の本数が多い点からも感心の高さは圧倒的だ。生活者が能動的に欲しい情報は企業発信のCM・動画ではなく、猫が動く動画であったという事だw
企業発信のものでもイケてる好感触な作品があるのは事実だし、CMの力は認知の段階では圧倒的だと解釈しているので、CMそのものが嫌いとかではないのだが、”必要とされる” “絡んでもらう” を踏まえると、9割以上無意味なものしかないのが事実だろうな。
ま、比較するのが無理がある材料ではあるが、バイラルムービーとして出してるものが、猫動画に勝てないという事実は揺らぎないだろう。
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