期待も把握もしていないままadtech tokyoへ
1027-28
今年もadtechの季節。今年で3回目のadtech tokyoだが、
に書いたように、2009年は凄く良い経験になったが、去年はダメダメだった。
今年の部内の希望リストは、リストがある共有フォルダにアクセス出来ず、「早く入れろ!」と焦らされたので、5分程で適当に希望を出した。希望通りだったのか、外されたのかも分からないまま、現場に行く事になる。
ソーシャルメディアの本質は?2011〜マーケティング活用における成功と失敗〜
坂井氏(サントリー)以外の人は、一文が長過ぎで、会話の焦点がよく分からなかった。更にモデレーターである中村氏が「○○と言われてましたが、□□についてはどうでしょう?」という問いかけがあったが、そもそも ”○○” の発言が元々無かったりもして、各々のシナリオがバラバラで、理解するのに大変であった。
サントリーでは、FB:35000人、mixi:5000人のファンがいるという事だが、一時リーチとしての広告効果としては無いに等しい数字である。まだリーチ数が指標の広告活動においては、SNS上の成功の数字と、実効果(目的次第だが)の認識のズレが多くありそうだと感じた。
ソーシャルメディアでの企業活動は “サポート電話番号” と同じ立ち居地になると考えているが、坂井氏の 「“当たり前のもの” になる」発言を踏まえて、キャンペーン利用だけではない、長期的な活用方法の提案をいつでも出来るようにしておく事も代理店の立ち居地として必要だと感じた。(まず企業側の認識変化が必要だが)
ソーシャルメディア vs. プライバシー:ソーシャルメディアにより生まれた新たなリスクと期待をいかにバランスさせるべきか?
普段アメリカに住んでるので、当然ではあるが、大柴さんの英語まじりの会話がツボにハマる。「ソーシャルメディアでトゥギャザーするのよ!」とか言ったら、場内がどうなるのか妄想してしまい、笑いを堪えるので意識が持っていかれてしまった・・・w
内容の方は、これといった発見があるセッションではなかった。ごくごく当たり前の問題定義の話であり、解決手段の話は特になかった。
ソーシャルメディアという言葉のメディアの意味を “出稿してタッチポイントを持つ手段” という視点で考えていると、様々な問題が起きる。生活者はメディアの成り立ちであるmiddiumとして捕らえていて、その意識差が大きいとリスクが高まるのだと思う。
必ず、パネリストの言葉を復唱したり補足する言葉を挟んで、分かりやすく展開していた。ただ語らせるのではなく、追い込んで本音を吐き出させたり等、聴衆者に飽きが来ないメリハリを生んでいた。質問の内容に答えてないパネリストの話等も上手く整理して展開していた。
デジタル時代におけるトラディショナルメディアの戦略と将来像
ソーシャルの方が伝達は早い場合もあるが、間違った情報も多い中、トラディショナルメディアとソーシャルの情報の差は、”プロの編集” であると思う。誇りを持ってネットインフラを活用して欲しいと思っていたが、前向きな考えを聞けてよかった。
HTML5での展開はやはりUSの方が、浸透が早い事を確認した。これは主にiphone・ipadの普及台数に起因していると思うので、日本でも同様な対応が迫られるのは明白。ただしiコミが多く扱うキャンペーンサイト的なものにHTML5が適しているかは、冷静に判断する必要があると思う。
いずれにしても “ネットメディア” という既存メディアから見た差別的な視点は薄まっていくと感じた。
Business in a Connected World
人の行動履歴(感情履歴)を所持しているからこそ可能になるターゲティングの話等を期待していたのだが知ってる事(分かってる事)しか話がなく、まったく刺激がなかった。媒体概要説明セミナーでしかなかった。
同時通訳の問題かもしれないが、「FBはアイデンティティだ」「リアルにやっていた事がFBでも行える」「コミュニケーションだけではなく、ストーリーテリングと言える。」と言う割りには、「人生の全てを見せれる訳ではない」という話があったのは理解に苦しんだ。
という感じで、自分が出た全セッションで刺激がなかった。
低俗化する企業ブース
企業ブースの方は、ゲームショー程ではないが、女子アイコンが目立った。ゲームショーに行った際も思ったが、女子目当てで近寄ってるみたいで、むしろ自分には逆効果だ。いっそ
- ・名詞交換でパンチラ見せます。
・クレデン決定で、おっぱいもみもみ出来ます
・契約すると、個室で特別サービスがあります。
とかにすればいいのにと思ったw
自分らは次のビジネスのきっかけを求めているのであって、若い女子とおしゃべりがしたいから行っている訳ではないのだ。今後女子アイコンに注力するブースが増えそうな気がするが、本質が無さそうに感じる自分みたいな人間も居る事は知っておいて欲しいなと思う。
自分のスケジュール管理が甘かっただけなのだが、毎回タクシーで行くハメになって金もかかったし、全然良い経験にはならなかった・・・。
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