愛されるモスバーガー
テレビ東京:カンブリア宮殿 / 不動の人気を博す!日本生まれのハンバーガーチェーンの秘密 を見た。
キャプチャーは撮らなかったのだが、印象的だった事として
・店舗の向かいのマクドナルドが出店・オープン当日に、何故かMOSの店舗には行列が出来ていた。
「マックなんて絶対に行かない!!!」
「夕方も来るからな!頑張れ!」と、大勢のお客さんに励まされた。その日は最高売上を更新した。
・期間限定値下げを実施したら
「そぉいう事はMOSはやらなくていい!」
とお客からクレームを頂いてしまったw
との事。通常の企業としてはあり得ない愛され方だw
もちろん自分もMOSは大好きで、特にPARISに行く前は、毎日1500円分ぐらい食ってた程だw
愛される背景
こういった愛され方の裏側には
・野菜を提供する契約農家には実際に足を運び、味をチェックしている。
・ファンミーティングを開き、直接ファンと対話している。
・昔は子供(客)の宿題を店舗スタッフが見てあげる様な場所であった。
といった、地道な活動があるとの事であった。
MOSは全店舗で契約農家の名前をボードに掲載しているが、”オレ頑張ってるアピール” とも言えなくもない類のものは、このボードぐらいな印象だ。むしろアピールというより 農家に対するリスペクトの意味合いを強く感じる。
そして、店舗内に居る客は、他店と比較して圧倒的に平均年齢が高い。老人同士であったり 親子であったり、他店では見ない光景だ。
- “愛されたいなら自ら愛せ”
ってな感じがする。
そして、ある種宗教的だが
- “MOSが好きな自分が好き”
という 帰属意識すら醸成されている印象 だ。
モスの名称由来
今回初めて知ったのだが、MOSの名前の由来は
Mountain(山のように気高く堂々と)
Ocean(海のように深く広い心で)
Sun(太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って)
だそうだ。完全に宗教だw とても良い指針だと思う。
マックは資本主義の悪い臭いがする
マックで食うとなんか罪悪感あるけど、MOSだと良い事した気がするんだよな~w 店舗の立地もマックとは違って、あえて路地とか一等地じゃない場所なのも、心理的に響いてる感じする。
超テレビに影響されまくった上で、久々に食べたくなったので行ってみたら、やっぱ美味かったし、店舗スタッフさんも、ハキハキして気持ちが良かったな。
モスと他企業を比較する
ここでふと、自分がお付き合いしてきた企業さんを思い出す。
去年から
- 「組織としての姿勢を問われている。ファンは猫背の貴方を見たくないと思っている!!!」
みたいなプレゼンをしているw 特に FACEBOOKページでのファン数が欲しいという依頼が多いので、こぉいう事を連呼している のだがw
- 「MOSにはそぉいうプレゼンは釈迦に説法だなwww」
と他組織と比較して思った。
企業から見た顧客の定義
そもそも顧客をどう定義しているか? なんだと思うんだが、誰もが普通に使っている “ターゲット” って軍事用語の殺す対象に使う言葉なので、仲間になろうとしている対象を殺しちゃう発想 だw
“女を落とす” ってのも近いな。ヤレれば良い的な肉便器感がするw
よって多くの組織・企業は “社員(オレ)は守る対象で、顧客は金を吸い取る対象” という、とても自己中な嫌なヤツに思えてきたw
まぁ資本主義なんで今更だけどもw FACEBOOKページ等で長期的なコミュニケーション・育成(仲間)が欲しいならば、タレントCMなんていう “合法詐欺” に逃げるんではなくて、生き様でしか共感を得る手段は無い ように思うなぁ。
どうもFACEBOOKページのファン獲得依頼は、”金で買えるタッチポイント”(業界で言う所の媒体)としてしかFACEBOOKを捉えられていないし、”更新するネタの企画を下さい” というオリエンがあったりするが、そんなんじゃ 良くて一時的であり表面的であり、コアでは繋がれる訳がない。
“ビジネス” とは “思想共有” である。(臭過ぎるが…w)
ちょっとネタ的な要素が強過ぎるが、コレを思い出したな。
MOSは、マウンテンオーシャンサンの 思想を共有する為の手段が、たまたまハンバーガーだっただけ な感じがするし、名前の由来は知らなくても、非言語領域で繋がっている感じがした。
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