気になった楽曲リストはコチラ。アイドル的な人たちの曲は、全て松井寛work。
2018年気に入った音楽(脳内ループした順)
年末、秋葉原勤務時代の先輩と合うと
- 先輩:「東京女子流が…アーティスト宣言してからつまらない…」
コチラ:「東京女子流のアレンジやってる(やってた)松井寛、超好きなんですよ☆ Royal Mirrorballって名義でクレジット出てたと思いますが」
先輩:「あ!!! その名前見たコトある!!!」
ってな会話をし、先輩に松井寛workを教える為、プレイリストを作ったのだが…改めてハマってしまったw
※”アーティスト宣言” 他、東京女子流の背景は知らないが、”松井寛が他のグループにも楽曲提供する必要がある(東京女子流へのリソース軽減)為、何かしら東京女子流の立ち位置を変えざるを得なかった” と推測する。最近はJuice=Juiceというグループに対して提供している模様だ。
そもそも、コチラが人生で最初に買ったCDは、松井寛の1stアルバムであるCALL YOU BACKなんだが、詩人の血でお会いする松井氏とも親交が深い某音楽家によると「初めて買ったCDが松井寛って…そら人生狂うわw」というキワモノ?音楽家だ。
この “キラキラダンディズム” とでも言う感じが、コチラが感じ憧れた “東京” の音 だ。”東京 女子流” しかり “TOKYO グライダー(Juice=Juice)” しかり、現代でもこのキラキラ感が評価されてるのは心強い☆
以下は個別にまとめたリスト。
松井寛(Royal Mirrorball) Works
松井寛(Royal Mirrorball)作曲集
出だし(とぅくとぅん♪)の同じっぷりしかり、音色の同じっぷりしかり、どれも一聴して松井楽曲だというコトが分かる個性w 御本人も “同じっぷり” はネタにしてるみたいだなwww
松井楽曲で特にハマったのはコレ。
“303と音が左右に飛ぶ(パンニングディレイ)のって最高に気持ちぃ☆”
と少年期に、言うならばファンキー音響(テクノ)に目覚めたコチラな訳だが、その後、WADAさんのコレで
“アナルフィストで内蔵全破壊”
なレベルでテクノ中毒になったのがコチラである。
どちらが良い悪いではなく、WADAさんは南青山5-10−6の地下から大気圏外まで上に伸びていく音で、松井氏は西麻布から港区、ちょっと江東区という感じで横に広がる音 のイメージを持っている。
以下、松井寛メモ。
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- 爆音にしても全くキツく聴こえない。
- 近年流行のサイド過多じゃないトコロが渋い。中田ヤスタカだったら紙吹雪音は逆位相領域に配置するが、松井氏はあえてセンター配置。つんのめる演出だな。
- 逆に 2ndアルバムのBogota においてはエグく逆位相まで操作している。“サイド出っぱなし” ではなく音域 / ダイナミクス / 位相、全ての隙間がヤバイ☆ “普段はやりたがらないけど…やったらキチガイレベル” なオトナな対応が渋い☆ こぉいう品位のコトを “変態” とかと称するのは賛成だ♪
- 近年の多くの楽曲はダイナミクスが無くパツパツな中、”大量サイド” なバランスばかりで耳からゲップが出る想い…。 特にクラブトラックはバスドラの200kあたりがモリモリでベースと被ってたりして疲れる…。しかし松井寛楽曲で、自然な配置かつ、”普通の音” だけによって、”音楽” を浴びる事が出来る。
- 他者の楽曲はミックスダウン段階でイマイチに聞こえてならない…。(松井寛が上手過ぎるのだが…)
- とことんステレオという概念を知っているが故のプロの音作りだと感じる。色々な人の音源聴いたが、これだけダイナミクスも含めて 綺麗な仕事として圧倒的NO.1に聴こえる。
- 音の配置や圧について、例えるならば会席料理。多くの日本の楽曲は、隙間やハミ出方がイマイチな巨大ハンバーガーの様に聴こえる。※中田ヤスタカは綺麗な巨大ハンバーガー。
- ベースがつんへら(つんでれ+メンヘラ)な摩訶不思議故に魅力が爆発してる気がする。調べてみるとベーシストだったら通常は作らないベースラインなんだそう。
- コーラスがかっこいい☆
- わずかに “トラディショナルクラブミュージック” な音やシーケンスが堪らない☆
- YOUTUBEにアップされている楽曲動画のコメントには「松井寛だからイイ曲」的なコメントが多いw 本来はむしろ作曲者の名前が上がると思うのだが、編曲家である松井寛ばかり指摘されてるwww
- オリジナル曲は、なんとなくルパン三世を匂わせるな。”胸毛 × 大麻/ワキガ/洗剤臭” を感じる。詩も “打ち込む(銃)” と共通しているのがいくつかあるw
- 解釈の問題だが「この音出そっ♪ …あ、やっぱ辞めと…ぁぁっいやぃっ…今出そっ!!!」みたいな 人間的に迷走した箇所がファンキーで素敵♡ フェーダー持った指が痙攣してる様が浮かぶw インストで聴かないと分からないが、意図的にやってんだろうなw 芸が細か過ぎる☆ …聴く度に何か発見があるから飽きないんだよな。
批判寄りの批評な記事が多いコチラだが、松井寛級の美しい仕事に対しては、ポジティブな感想を持つし、その様に書くのだw
以下、わずかだが、クラブトラックに対するメモ
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- 音響寄りクラブテクノトラックにおいて、まさかのバスドラサイド配置が地味なトレンドの様に聴こえる…。
- “4つ打ちじゃなくてエレクトロでもない” バスドラの打ち方が増えた印象。的確な表現が出来ないが、近い感じはRED PLANET的バスドラ。
- 808バスドラのディケイ伸ばしベースとかも久々に聴こえてくるし低音域に対して意識が向いてるかも?
- ナチュラルに近い909リズムの楽曲が増えたかも? …そして909、808、606,LINDRUM、各音MIXして使うよりも、それぞれ単体で完結した方が美しいコトに気付くw 言葉で説明つかないレベルで設計段階からヤバイ名機なんだと実感する。
- どうもコチラが好むクラブトラックは、ノート情報のズレ/倍音の揺らぎ的に、アナログ機材で作ってる印象。しかしMIX/マスタリングがイマイチなのが多い…w
松井寛以外の楽曲では “クロスオーバー” という音楽用語(スタジオ用語の方ではなく)が身に染みた2018年だった。
“原曲からは想像出来ない風変わりなアレンジ” とか癖になったりするが、もろもろアレンジが楽曲の魅力の大半を占めてるコトに気付いたな。テクノなんてアレンジだけみたいなもんとも言えるしw
今回コチラが作ったリストの様に、アレンジャーで音楽検索出来るようになったり、スタジオ名、エンジニア名とかでソート出来るようになると、もっと探求しやすくて音楽を楽しみやすくなりそう☆ 今はWikipediaで調べて、YOUTUBEで聴いて…ってな感じで面倒…。東京女子流の動画コメントにある様に “アレンジ+音” に反応する人は少なくないし、実は多くの人の関心もソコなんじゃないかとすら感じたりするな。
新たな音楽の楽しみ方に気付き、余計に時間がなくなりそうで憂鬱だが…幸せな悩みだなと思うw
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