2011年まとめ(プライベート) で “RMEのオーディオインターフェースが欲しい!” と書いたが、なんと先日高橋さんから、「TAKA-AKIさんが気になっていたRME、買いました!凄くイイです!」と連絡を貰う・・・。
元々5月に買う予定なので、いずれにしてももうすぐなのだが、身近に手に入れた人がいると気になってしまうわけで、自分も予定を前倒しして買ってしまいました!!
設置は、PCのHDDラックの上に取り急ぎ置いて、接続も付属のUSBケーブルでPCと接続し、本体のヘッドフォンジャックから変換プラグを挟んでBELDEN 88760でALLEN & HEATH XONE:92に繋いだ。
ちなみに今までのインターフェースは、EGOSYSのWAVETERMINAL 2496。2000年ぐらい当時のベストセラー機種です。
初日 STAXでのチェック
- ・音の密度・厚さ感ではAMEの方がある気がする。
・帯域バランスは今までのサウンドカードと変わらない。
・マイクの違いが分かる勢い。
・歯と歯の糸引きが見える感じがする。
・より音の隙間が見える。
・リリースの減衰具合が分かる。
・トラック数も想像しやすい。
・全体のシーケンスが把握しやすい。
・堅苦しくなるのではなく、音符が踊っている感じもする。
・1音として重なっている複数の音がわかる。
・1ボーカルトラックかと思っていたものが、コーラスではなく、メインボーカルのテイク違い重ねしてるのとかが分かる。
・サンプルに付随するノイズが分かる。
・CROWN D-45にした時のような、振動版がしっかり引かれて戻っている感じがする。
・低域も広域も伸びた。
・ベースソロとか聴きたくなる。
・中田楽曲のブリブリベースの波形のギザギザ具合が気持ちいい。
・中田楽曲は、ちょっと生演奏っぽいミスっぽい演出も入れている事が分かる。
・本来ローカットするようなパートをあえてローブストしているようなトラックが分かる。
・中田楽曲のコーラスの小さなレベルのトラックでAUTO-TUNE活用しまくってるのが分かる(特にMEG向け楽曲)。
・2つのトラックが交互に出てくるように聞こえてたものが、1つのトラックでのフィルター違いだと分かる(逆もありえる)。
・ソロパートだったらPERFUMEの誰だかすぐわかる。AUTO-TUNE多用していない最近の曲なら、3人混じっててもちょっと分かる。
・今までと同じ音量体感でもレベルメータは3割減ぐらいになってる。
・アナログの良質な盤に近い音になった。
・PsysExとかカリコリいってるだけみたいな音楽がめっちゃくちゃファンキーに聴こえる。
・Richard Devineの意図が分かりやすくなった。
・Saori@destinyはコンプ突っ込み過ぎな印象が強いが、ダイナミックに聴こえる。
・今までレベルメーターが微動だにしなかった曲が、少し動くようになった。
・SHAMEN / BOSS DRUMのベースがめちゃくちゃ厚い!!
・UNDERWORLD / Born Slippy のキックのエフェクトが丸見え。ボーカルに対するEQ処理とかも見える。
・ZILCH(HIDE)の音質はベスト5内だったが、曲調を踏まえると実は1位かもしれない。
・初期KEN ISHIIのキックがいたって普通に聴こえる。
・長時間聴いても全然耳疲れない。
・安全地帯 / 真夏のマリア は全体構造と要素が中田楽曲に似てる。
・玉置浩二の声のカサつきが減った。湿気をかなり感じる。
・サザンオールスターズ / 希望の轍 のシンセのパンンングで酔う。
・山下達郎 / アトムの子のリバーブ多用が笑える。
・宇多田ヒカル / Addicted To You のキックはかなりコンプ深い。
・宇多田ヒカル / Kiss & Cry のキックのリリースは長かった。アタックとリリースは別の音かもしれない。後半はベースシンセもキックに重ねてる。
・DJユースのクラブトラックは、キックに隠れがちなベースがよく聴こえる。
・DJ WADA / FinalResolution のオリジナル・製品版・自分のマスタリングの差がめちゃくちゃ大きい。自分のバージョンは当時のイメージと変わらなかった。
・生録はよりリアルになった。95年のマニアックの生録の湿気感や人の隙間が見える。
二日目 SPからの再生
- ・今まではベストリスニングポイントが凄くシビアで、椅子に座って20cmほど頭を前に出さなければならなかった。今はテキトーな位置でもステレオ感が壊れにくい。
・hideの歪まくりの声の歌詞がわかるw (SP再生の時に限る。STAXだと分かりにくい)
・帯域ごとにPAN設定が複雑に動くような音の意図が見える。
・Captain Funk / HEAVY MELLOW なんかは死ぬほどコンプ深いので今まで固まりになり過ぎていたが、隙間が見えるようになった。でもパートが多い箇所はちょっと辛い。これはMP3での取り込みだからかもしれない。
・ノイズが減ったので、ヒーターのファンの音が気になる。
・音量上げてもうるさくない。
・PERLON(レーベル)とLUCIANOの音をデジタルで聴きたくなる。
○三日目再度STAXからの再生
・音が小さい曲から大きい音に変更した際にボリュームを下げていないと「おわわっ!!」となっていたのが、煩くないのでびっくりしない。
・Nadja Lindみたいな音作りが普通に聴こえる。
・今まで音割れするソースが音割れしなくなった。非常に回線が太く余裕がある感じ。しかし、ここまで余裕のある再生環境はそうそう無いので、この環境でコンプ設定を追い込むと、他の環境ではキツそう。
PERFUMEの3人の声(トライアングル以前の楽曲)がどれがどれだか分かるぐらいを期待してはいたが、それに近い結果。200VでUSBケーブルやら環境をもっとマトモにしたら、イケるレベルかもしれないと思った。
今書いて思い出したが、monstrostereo @ 我無双 にて100Vから200Vへ電源トランス稼動を変更したような、滲みの無いクッキリパッキリな “張りのあるパイパンおまんこ” みたいな音になったと思う。
普通に音聴く人にとっては、STAX、アレヒ、WEのSPケーブルぐらいの環境は最低限ないと、他のインターフェースとの違いは大きくは分からないかもしれないとも思った。ま、10万以下で買うならコレがベストだとは思う。
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