YAMAHA HS50M購入の前にモニター用途じゃないウチの最善を知る為に PRO CABLEでウェスタンエレクトリック WE16GAとBELDEN ベルデン 8460 18GAを購入してみる。
最初にベルデン 8460。癖が無く非常に求めていた傾向。やっぱフラットってこぉいうもんなのね。ふむふむ納得って感じ。
次にWE。凄く不思議なバランス。低音が凄く奥まって、他の音も定位がよく分からない。SPから音が出てるとは思えない摩訶不思議サウンド!そして耳がかゆくなってきて酔ってきて頭クラクラしてくる! これが正しい音で汚れた音しか知らない自分は今浄化されているのか!?
さすがに耐えられないのでベルデンに戻してみようとすると、片チャンネル + と – 間違えてました・・・。そりゃ聴いた事ない音だわ・・・。片チャンネルだけなのに”片方がおかしい”と思えないのがステレオ再生の面白い所だなぁ。
ちゃんと接続しなおして聴いてみると、「もう低域がどうとか高域がだとか解像度だとか艶がとかうだうだ言う気がなくなった」というものです。しいて言えば「スケールが小さい」とかそんなもんぐらいです。何も考えずに音に没頭出来る。正直あんま期待してなかったんだけど、想像以上の世界でありました。オヤジ的に言うならば「そこにはオーディオではなく、音楽があった」って感じです。メガネドラッグでメガネ洗浄した後の清々しさと同じ。「あ、こうだったのね」と自然に受け入れられる。
どんな有名DJ聴いても「やっぱWADAさんしかいない」と思うのと同じポテンシャルをWEには早くも感じています。
前にウイの山崎さんと話た時に「ケーブルは最終的にメーター¥100とかのに落ち着くんだ!」って言ってたのがWEの事だとしか思えません。
時間を忘れてひたすら聴き入ってしまう。時間が経ってみると疲れていない事に気付く。今まではどこかで「こうであるべきなのに」という意識が働いていて、多かれ少なかれ脳内補正してたんだろうな。超健康サウンド!
制作上のモニタとして考えても、ベルデン8460では悪いソースはかなり聴き辛い不快な音だったけど、WEでは不快ではなく「イケてない」という感じ。その悪いソース度の分かりやすさはWEの方が良く分かる。それ以上に一曲の中で「この音手抜いたな」とか思えてしまう。もう帯域ではなくて、音そのものに魅力があるかどうかが判断出来てしまう。
HS50Mには遙か及ばないウチの実力を知ってから気持ちよくHS50M買おうと思っていたのに、正直迷う事になってしまった・・・。あえてケチつけるなら周波数的にHS50Mの方が広くて聴感上伸びやかすっきりです。ウチはフルレンジだからさすがにね。色々調べると帯域のマルチか定位のフルレンジかって2択になるみたいだし。
迷う所ではあるけど、もうWEなくしてオーディオあり得ないぐらい惚れてしまったし、PRO CABLEのお客様の声を見ると、WEの感想は「素晴らしいケーブルを有り難うございました」ぐらいなんだけど、アムクロンのD-45(アンプ)の方は「○百万のワシのアンプがゴミになってしまう(涙)」というとてつもない購入者の声ばかり。
もちろんこんなのいくらでも偽装で公開出来る訳だけど、ここの商品は自分の良い方向の音の知識と一致しているし、アムクロンはタンテのテクニクスみたいなもんだし、そっちの方向でイッてみてもいい気がする。最後にFOSTEXのフルレンジとか入れれば多分自分の理想でまとまる気がする。
HS50M買うよりはちょっと金かかるが、200V引くまでを考えても上限は見えてきたなぁ。
ウェスタンエレクトリックのケーブル、これは本物中の本物だね。マジで感動しました。いい勉強になったよ。ありがとう。
そしてアムクロン。これは今年中にぜひとも手に入れたい一品だよね!
それにしても君とは話が合うのでいつも楽しいです。これからもよろしくね!