2008年まとめ(仕事)

本社出向になった

これでいいんだろうか?

赤坂移転と同時に本社に出向になったというのが一番のトピック。基本先輩のアシスタントという立場だが、今まで出来なかった事をやっているのに、「こんなくすぶっていていいんだろうか?」という感覚が出てきている。

背景を知らずに強制するおじさんは嫌い

しかし時期的には今年の新入社員の後輩という立場なのに、子会社の給与事情を知らない人に “スーツ買え” 含め、プレイヤーとして求められがちなのは結構ストレスだった。

3ヶ月激務だった

目立った仕事としては、何と言っても3月~5月は電車で帰れる事の無い激務の3ヶ月。これ以降ずっと “ぼ~” っとしてしまっている・・・。

評判の悪い営業とモメる

運が悪いのか、社内でも3本の指に入ると噂のダメ営業とモメる。ウチの部長もキレ気味になり、

「お前は何がしたいんだ?それ整理してから俺らに話せよ!」

という形で無事外してもらう。

その場しのぎばかりで信用出来ない営業

更に今年のレギュラー案件であったキャラクター案件の営業にも「外れてくれ」と言われる。”会社の先輩が言う事なのでそれが結果に結びつきやすいならば” というスタンスですんなり抜けようとすると、

「そんな事言ってないよ!今まで一緒にやってきたじゃない!」

と引き止められる・・・。彼はメールを見ないし支払いは必ず延滞するし、言った事言われた事を覚えていない人なので慣れてはいるが、最終的に「あれは感情的になって言った事だ」との事。

人間は不安定なのでこぉいう事があるのは分かるが・・・。彼女さんともめてる図が簡単に想像つく・・・。

企画書を書き始めた

先輩の意見を貰いながらではあるが企画書を少し書いた。この作業が将来のポストクラブの企画書に繋がればと思うが、繋がらなくても日々生きていく為にやらなきゃいけない事だ。企画書の整合性を取る為に、あえて魅力を削らなきゃいけなかったりするのは代理店っぽい作業だなと思った。

先輩から分かりやすいアドバイスを貰った。

「WEB担当者はお前の企画書で大丈夫かもしれないが、決裁者はWEB知らないおっさんなんだから、担当者が決裁者に判子貰う為の武器として作れ」

との事。この一言でなんでこんな回りくどい面倒な事が必要か分かった。・・・が!それで通るならいいが、予算含めてなんて事ない施策しか出来ないのに “凄い事” の様に仕立てるのはキツい作業だ。秋葉でアダルトの仕事の時は “騙される方が悪い” と思い余裕で大袈裟なテキスト書いていたんだが・・・。ユーザーを騙すのは出来てもお客様を騙すのは苦手だ・・・。

日本企業の面倒臭さを知る

どうも客先はカッティングエッジな施策を求める割には度胸が無くて実際は普通な事に落ち着くケースが多い・・・。各種セミナーで海外事例を取り上げる事も多いが、日本のクライアント事情では絶対許可が出ない自虐的な物も多い。こんな所でもアメリカ様への “ギブミーチョコレート” “右倣え” である。正直これが代理店が自ら首絞めてる感じがする。奇麗事ではあるが 事例参考から生まれたもんじゃなくて本能で作らなきゃ人の心は躍らない と思う。・・・とは言え自分のフラグは “まずはおりこうさんな事を普通にこなす” ではある・・・。

「客の金使って自分のやりたい事やれると思ったらこの仕事は面白い」

と先輩に言われるが、お客様の物であるので無難なものになるし、自分が萌えない事をやってもアガらない。自分はずっとアングラ・サブカルな場所に居たので ナショナルクライアントの大きな金額の案件に絡むのは萌えポイントであったが、残念ながらそれだけではナルシズムには浸れない・・・。

代理店の先輩方に憧れない…

先日ウチを退社した人から、”○○の社長と会ってきた” “○○大学で講演してきた” 等色々聞かされるが、”オレもこうなりたい!” とは全く思えなかった・・・。

“WEB=バナー出稿” ではないんだけども

“代理店=ただの問屋” と思っていたが、実際は営業含めて物作りに前向きである事を知れたのは新鮮だった。しかし現実はメディア売るのが客にとっても一番効率が良いケースもある・・・。ウチの部はメディアの部の隣にあるので、営業もWEBサイトを作るのとWEBメディアに出稿する差が明確ではなく、混同されがちというのもある。

いまいち前向きではない…

予算によっては一流の制作会社と仕事が出来て良い経験はしているが、技術的に最先端な事はやり難い。今までは自分でデザインしてデータ作ってたので、ユーザーに一番近い立場だった。どうも制作会社に作ってもらうと自分が作った気がしない・・・。

まだまだ吸収するものはいっぱいある場所だが、ネガな事が多過ぎでなかなか前向きにはなれない。自分は子会社の人間であるので、正直な所逃げ場所があるのもモチベーション低下の大きな原因になっている。この経済状況なので本社に転籍という話も微妙な状況だ・・・。

本社は子会社を馬鹿にするが…?

本社の自尊心の担保の為に子会社がある

本社の人間の一部は自分が在籍する子会社の事を「あそこは使えない」「あの下々達」と称する。蟻の群を観察すると7割は働いて3割は暇しているんだそうで、3割を省くと残りの7割からまた3割が働かなくなるそうだ。丁度子会社の規模は本社の3割の人数であるw これを踏まえると本社の人間がナルシズムに浸るために子会社が存在しているようにも感じる。

尋常じゃないブラック企業化

子会社では利益率1%とかでやってる案件も少なく無い。正直本社の仕事は金額はでかくても残る金が少ない。この構造で給料上がりませんとか言われてもモチベーション上がる訳がない。子会社の新人事制度ではなんと有休制度が無くなる。入院や事故の時だけに使える特別休暇的なものに切り替わる。よってリフレッシュの為に 有休で旅行とかは一切出来なくなる。子会社を仕切っているのは本社の人間であるので、かなり奴隷的な扱いだと思う。「出来る人程辞めていく」 と本社も子会社もみんな言うが、これでは「よそ行ける人は行っちゃって下さい」と言ってる感じだ・・・。

成果に紐付かないコトに思考を費やされる

こんな生産性の無い事に頭を使わず、前向きに考えたいんだが・・・。仮に本社の人間になったとしても「元子会社」である事実は変わらない・・・。このコンプレックスを無くすにはどうしたらいいんだろうか・・・。

ネガが見えるというのは視界はクリアである

“代理店が花形の時代は終わった” と社内でも良く出る話題だ。自分は元々問屋だと思っていたので、大して夢持って入ってないが、今のネガばかり目に付いて不満に感じているというのは、盲目ではなく視点はクリアである故とも思える。これが唯一のポジか・・・。

まぁとにもかくにも今は不満だらけだが、企画書一本午前中に書き終えるぐらい慣れたら、絶対欲が出てくるハズ。それを求めるのはココではないかもしれないが、情報収集ではなく暇潰しとして一日中YOUTUBE見てるだけのおっさんに高給料を払っている会社だ。まだ図々しく居ようと思う。

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