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6年ぶりにBULLET’Sに行った!! でハリーさんに紹介された大学生から連絡を貰う。「例のバー(ハウル)に連れて行って下さい」との事。まずウチに遊びに来てもらう。
ハウルに行きたいというモチベーションもあるのだが、自分と会うメインの理由は “大学の友達がAZZLOの勤務先に応募したので良き計らいをお願いしたい” というものであったw
そもそも自分はその会社の人間ではない上に、彼ならばまだしも、その友達を優遇するなんて、仮に権力があったとしても、やる訳がないだろう・・・w ま、若さ故だなw
で、彼はDJとか曲作ったりしてるので、彼の曲等を聞かせてもらう。なんでも彼はシカゴ発のJUKEというジャンルに夢中らしい。
まず彼の曲はDJ CAMの friends and enemies に似ていた。
これを指摘すると「あぁ!ウチの母がDJ CAM好きです!」との事だった。
で、目指している本場はこんな感じとの事。
これは黒人にしか出来ない動きだろう。筋肉の解像度が圧倒的に高い感じがする。
彼は自分の曲でシカゴの黒人たちを発狂させたいとの事。曲作り始めてまだ1年程との事だったが、かなり夢中に取り組んでいるらしく、たしかに1年にしては良く出来ていたと思うので、ガンガン前向きにやってもらいたいと思う。
・・・彼は大学に行きたくない学生なので、進路相談の話になってくる。年末に会った際には
- 彼:「母親が、『子供を大学出させるのが私のミッションだ』と言うからです」
自分:「それはその母親が死ぬ時に “私は子供を大学出させたから、まぁまともな人生であった” という、彼女の免罪符の為だけの話だよね?」
こんな会話をしていた。大学行きたくないのは別に構わないのだが、行かない代わりに何をしたいかが明確であるべきだと思う。すると彼は、
- 「スターですかね?www」
とのこと・・・w まぁそれでもなんでもいいんだけども、スターが何を指すか人それぞれだろう。
- 自分:「マイケルジャクソンみたいな感じ?」
彼:「あ!そうです!MJいいっすね!」
との事。ま、彼は音楽やってるから近しいアイコンとして出したのだが、「MJでいいです」みたいな返答が気になる。
色々と会話を深めていくと、”JUKEの音楽とCHICAGO FOOTWORKのダンスで黒人のスターになりたい” という事らしい。彼は日本で3人しか出来ないCHICAGO FOOTWORKのダンサーでもあるとの事なので、
- 自分:「明和電機みたいにダンスしながら演奏したらいいんじゃない?」
とアイデアを出す。
- 彼:「うぉぉっ!それ今度のライブでやります!!!マジやります!!」
との事。今度が何時だか知らないが、ゼロからやるとなると相当な時間がかかるとは思うが・・・。
彼の曲をその場でプリマスタリングしたりして遊んだ後、ハウルへ移動。
“君の言うスターの本質ってなんなんだろうね?” という切り口で、達成するべき項目の整理をしていると、”イノベーション” なる言葉が出てくる。(自分が言ったのかもしれないが)
で、イノベーションの本質を明確化しようとするのだが、自分としては “その後の習慣を作る最初の提案” というような解釈を持っている。彼も「確かにそうですね!」との事だった。
そぉいう意味であれば、JUKEの音楽を作りダンスするだけでは既にフォロアーであり、習慣を構成するピースにしかならない。明和電機的なパフォーマンスと掛け合わせれば、一つの新しい提案にはなる。そんな整理を続けていると、車案件の弟分営業が一人でハウルに来る。
彼も学生には興味があるようで、3人で話をしていると弟分営業のロジックでのファイナルアンサーが出てきた。細かくは忘れたが、「日本でスターっつったら錦野なんだよ!自称でいいんだよ!どうせスターになれなくて愚痴るんだよお前は!」みたいなニュアンスの強い意見だったw
確かにその危険性は多分に秘めているのだが、別に今言わなくてもいいと思ったw せっかく今を楽しんでいるんだから、前向きにやらせておけばいいのに・・・w それにその手の危険性は自分で落ちそうになって初めて実感する事であるので、人に言われてもピンと来ないもんだろう。(若い頃の自分の様にw)
センスが良いヤツは落ちる前に気付くし、落ちても落ちた事に気付かない人も多いんだから、まずは静観しつつも、明確に言うのではなくて、気付いたらこちら側の狙い通りの行動になっているような、言い方が良いと思った。
そんなこんなで終電の時間前後になるが、学生は終電が無くなっていた。弟分営業が「どうせ川上庵行くんでしょ?もう出ようよ」と促される。しかし弟分営業はそのまま帰宅し、自分と学生は川上庵に行く事になる。
学生は安居酒屋でしか飲んだ事がない勢いなので、川上庵にはちょっとビビった様子w しかし蕎麦アレルギーとの事で蕎麦が食えなかった・・・w
学生は友達と旅行をネタにしたトーク・セミナーイベントみたいなのをやっているとの事。友達がそれで金を貯めてCAFEをやりたいらしく、その目標に便乗しているとの事。毎回70人程集客して1人2500円取っているらしい。売上は17.5万だが、会場費引いたら殆ど残らないだろう。
- 彼:「面白いんですけど、金が貯まらずで・・・。どうしたらいいですか?」
との事なので、将来的にJALとHISを買収する目標を立てた上でのビジネスプランを超テキトーに語るw
- 彼:「超いいです!すごくやりたいです!5年後にJALとHISを買収します!」
と、とても元気になってくれたw まぁこの時代何が起こるか分からんので、5年後もあり得るかもしれないが、もっと深く検討してもらいたかったな・・・w 企画書書くと言うので今度見せてもらう事にする。
そんなこんなで4時になったので、表参道の光麺に行って〆。
- 彼:「今日はどうもありがとうございました。色々と発見がありました!」
自分:「こちらこそどうもありがとう!」
彼:「え!?なんでありがとうなんですか?」
自分:「へ?自分も喋る事で整理が進んだからかな?」
彼:「なるほど!AZZLOさん面白いですね!」
その面白さがよく分からないまま解散。今度は他の学生も連れてくるとの事。彼らからすると、”あの広告代理店のAZZLOさん” というレッテルの上で成り立っている部分はあるのだろうが、まぁ自分の勉強としても良い経験。次回が楽しみだ。
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