facebookが日本にもクル!

facebookがキそう

11月に入って急にキテる感じがするfacebook。タイミング的に adtech tokyo 2010 直後の影響を感じる。

まぁまだ首都圏中心のWEB・マーケティング業務に携わっている人が中心だろうけども、日本のSNSとは違う立ち居地でしばらくは競合しない感じで、一般にも普及していく感じがする。

利用者としての見解

利用者の立場としては、自分もとりあえずのアカウントは作ってあるが、基本的に予定調和コミュニケーションをSNSでやるのは嫌いなので、相変わらず活用はしてません。

しかし会社の人達が見つけてくれてしまって、毎日会う人とWEBでも繋がってしまっている。特にfacebook上で発信してなくても、あらゆる他サービスと連携してしまっているので、自分の行動履歴からリアルコミュニケーションが発生したりしている。

例)
YOUTUBEの動画をお気に入りにしたら、facebookを通じてお気に入り動画を見た人から

azzloさんが見た動画、趣味悪いですね!」

とリアルで声をかけられる・・・。

まぁ自動的に残されるログによってコミュニケーションが生まれる事には否定的ではなかったし、実際起こってみて特に不快でもなかったので、尚更twitterはかったるいログ化作業だという思いは強まった。

facebookファンページ

“都合が良いお知らせツール” ではダメ

プランナーとしては、先日のトライバルメディアハウスさんの話 にもあったが、facebook上でのファンページ開設というメニューの売込みが各社から発生し始めている。

早くやった方が言いと焦らされたりするが、ファンページ作った所で何も起きない だろうw 立ち上げておいてトータル的なサポートに繋げるという営業なんだろうが、最低年間2000万は必要だと思う。

四半期決算概念 ドメスティックブランドにおいては必要ない

mixiアプリに300万以上出せない企業が多い中、ちゃんと社内マーケがしっかりしているコカ・コーラ社とかの一部の企業以外は、ソーシャルメディアは必要無い(やっちゃいけない)気がしてきた。

コカ・コーラ社は、”生涯で何回コーラを飲むか?” という指標も組み入れているそうで、CM打つからその期間を中心とした数ヶ月間だけ売上げ伸ばしたいという、目の前の指標しか作れない企業にはソーシャルメディアは非常に不向きだw

1:facebookファンページ作りました
2:3ヶ月で一万人ファンが出来ました
3:商品の売上げには今の所動きがありません

部長「金の無駄だ!今すぐ辞めなさい」

ファンになった人はシラける・・・。

まぁこんな感じだろうw

こぉいうよくある現場に対して意識変革の刷り込みをしていくのが、自分らの仕事だったりもしなくもないのだが、決断出来ない体質の企業は分かるようになってきたので、大分最初から諦める・・・というかハナっから提案しない様になってきたw

代理店における現実イメージ

営業:「facebookキテますね!提案しましょう!」
自分:「facebookのどんな提案?」
営業:「とりあえずファンページとかですかね?」
自分:「それだけじゃ何も起きないよ。金捨てさせる為の提案になるよ」
営業:「じゃぁどうすれば・・・(涙)」
自分:「ケアの手間がかかるし、ネタがなければ潜在ファンもファンページ見つけられないっしょ」
営業:「じゃぁそぉいう事も踏まえて総合的に提案しましょう!」
自分:「指標と何やるか次第だけど年間5000万ぐらいは必要だと思うよ」
営業:「え!?300万ぐらいでなんとか出来ないですか?」
自分:「300万じゃ立ち上げだけだね。君が寝ずに監視・サポートするなら何か出来るかも?」
営業:「・・・(涙)」

こんな会話は来年頭ぐらいから頻繁に起きそうだw

恋愛であれば、数年口説いてコンバージョンしてもハッピーエンドになるが、WEBだと数ヵ月後の決断ではもう遅過ぎる。決断スピードの差によって今後企業間での格差は凄い広まる んだろうなと思う。

facebookの本質

facebookは既にサービスではなくて “アカウントID” ぐらいで考えるべきだと思う。電話番号を持つのと同じ感覚だ。企業が参加するならば電話取るサポセン的なものも作らないといけない。一般的な宣伝部のタスクとして捕らえると “施策実施報告書” が必要だから実施しにくいし、失敗するんだろうな。

“mixi公式コミュニティー開設” よりはソーシャルストリーム構築のしやすさがある分マシだろうが、9割方の商品においては、売上げに影響する様な変化は作れない だろう。また、参加する体制作りに2年はかかる企業が多い様に感じている。

“電話はデスクに居る人が誰でもいいから取るもの” という現在の常識の様に、内部関係者は常に接してしまう存在になるかもしれないな。

よって

“facebookアカウントが無い企業=はがきを受け付ける住所はあるが、電話番号が無い”

そんな感じかもしれない。

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