- ライフログ発想からの学び
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マネージメントからの教育
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今の自分の仕事である “生活者に対するブランドを通したカタルシス創出”
になるような気がしてきており、デジタルツールでの実施法や考え方を学ぶ為に買ってみた。
- 「今の教育は、30年後を見据えないといけない。今の10歳の子どもたちは、30年後には働き盛りの40代になります。大人に成ったときに、役に立たない教育はいらんのです。」
- 文部科学省が実施した2008年の調査で、3000人の高校生のうち、「勉強が好き」「どちらかと言えば好き」と答えた生徒はわずか20%しかいない。
- 「教科書は、子どもに感動を与えるべきツールです。教育というものは本来、人々に感動を与え、人々はそれによって知識を得るものです。換言すれば、感動こそが知識の源です。
- 感動があれば、知識への意欲もますます増していきます。意欲が高まれば、たいへん優れた高い欲望を満足させたくなるし、電子教科書なら、またそれに応えていくことができる。お仕着せで一方的な授業で、彼らの好奇心を押し黙らせてはいかんのです。」
- 授業において、生徒は正しい答えがまとまらないと、答えるのをためらってしまうそうです。これが正解主義授業の最大の欠点であり、今の授業の欠点をわずか一瞬で証明してみせた瞬間でした。これは、生徒の自由な発言を受け入れない授業です。
- DiTTは、学校現場の教師たちの92%が電子教科書的なものを望んでいる、というデータも公表しています(『平成21年度文部科学白書』より)。
- 中村教授は「デジタル・デバイスを活用した授業は、教材の開発だけではなくて、同時に新しいスタイルの、コミュニケーション力を高めるような授業、学習方法も開発されているのです」~後略~
- さらに携帯電話にも、教育コンテンツが出現しています。最近では、”携帯電話で勉強しよう” という人も出てきたとのこと。
- 「ソフトバンクも協力します。マイクロソフトだってNTTだって、みんな競争しながら協力し合えばいいんです。”議論する暇があったら、試してみようよ” です。お試しキャンペーン!」
- 遅れることは、日本の新しい成長を先送りにするのと同じです。かつて電子立国だった日本の企業が、今や隣の韓国にしてやられている現状を振り返るとき、遅れを取ることがいかに致命的な問題であったか、今一度考え直してみるべきです。
- 「鉛筆を使う社会人は、今でさえいないのが現状です。それでも鉛筆の匂いが懐かしい人は、どっかの山小屋にでも行って、勝手にやていただきたい。それも税金を使うのではなく、自分の金でやってほしい。自己責任でやれる範囲なら、何も申しません。」
- 「日本の子どもたちの教育というのは、日本の国家を支えていくことになるのですから、本気で日本の未来を愛する人々にやってもらわないと困る。子供たちを愛する、日本の将来を愛する、そういう人たちに携わってもらわないと困るんだ。」
- そこにはドラマが必要なのです。食うクジラと食われるオキアミ、イカがいる。どのように捕獲するのか、なぜそのように捕獲しなければならないのか。ドラマがあれば、驚きがある。すると、おのずと考えるゆおになる、おのずと記憶に残るようになるのです。
- 「電子教科書が、ただの動く紙芝居ではいけません。だからクラウドの側に、日本中の小学校の先生が、中学校の先生が、日に日に新しい教材を送り込んでいく。”私が考えた理科の実験の教材はこれです!”というふうに。」
- 「日本中の先生方、130万人の教員のみなさんがオリジナルの副教材をどんどんクラウドにアップし、競争しながら優れた副教材を選択、ランキングも出てくる。」
- 「先生方自身がつくった教材は、50年間、そのクラウドに残って使われていく。そう考えると、それだけでも先生方の高い志が満たされる事実となりえます。」
- 「単に電子教科書を提供するんじゃなくて、競争というゲーム・ポリシーを導入して、みんながオープンソースで教育コンテンツをどんどん出し合う。30年後、世界で戦える人材の育成に、子どものうちから世界の情報にふれさせることは、理にかなった選択なのです。」
- 小学生の子どもを持つ親に、小学校の授業参観の実態を尋ねたことがありました。すると、なかには参観中に授業にはばかることなく親同士がお喋りを始めたり、携帯電話の呼び出し音を平気で鳴らす親がいるというのです。親のコミュニケーションがこの有様です。マナー、他人への気遣いが欠落していることで、こうしたとんでもないコミュニケーションが広がってきたのだと思います。
- 「30年後には死んでいなくなるかもしれない人たちなのに、将来の子どもたちの話を閉じられた場で無責任にするな、と言いたい」
- 「私たちは、今現在の日本が世界に通用するような「ビジネスのルールづくり」ができないことを真摯に受け止めるとともに、ガラパゴスの中だけでの勝負に固執し、自分の首を絞めるような過ちを繰り貸さないようにしなければなりません。」
- 「今までの事例から考えると、海外から入ってくるプラットフォームの対抗勢力をつくって対抗、締め出しを図るかもしれませんが、これは鎖国そのもの。私はよくないと思います。世界中のいいものは使う、と。日本が受けれていけば、今度、日本が外に打って出るときには相手も受け入れてくれるでしょ。」
- 「独居老人は440万人。切実な課題であるはずです。こうした独居老人に対して、医療クラウドと電子カルテはとてつもない威力を発揮するのです。」
- 「自分の時代の生活だけじゃなく、自分の子どもたちとか孫たちにおよぶ、日本の天下国家50年先、100年先の人たちから、”ああ、なかなか熱い男がおったな” “あいつら、なかなか頑張ったね” と言われてみたい。”あいつらのおかげで、ちとおもしろい世の中になったね” というように言われたら本望です。」
- 「どうせあと何年かしか生きないんだから、”命いらん” “何もいらん” “名誉も地位もいっさいいらない” そのくらい根性据えて腹据えた教師が10人いれば、革命は、できる。」
- 「我われは、この超ビッグな幸運のときに生まれたのです。この “天” の時をうまく活用して、羽ばたかなければいけないということです。」
- 「世界のすべてが先生になることを意味している」
- 「なぜ人間が、人間の頭を縛る必要があるんだ。良き世をつくるためならば、何もためらう必要はないはずです。」
孫熱い!!子供の教育が将来の国を構成する事をより理解した。現時点でも社会人はアホばかりなんだから、今後はもっと酷くなるのは確実であると感じた。ま、日本の教育をあまり受けていない自分にとっては好都合だし、色々ビジネスチャンスがあるな。
「教科書は、子どもに感動を与えるべきツールです。教育というものは本来、人々に感動を与え、人々はそれによって知識を得るものです。換言すれば、感動こそが知識の源です。」
この言葉は何度か文中に登場するのだが、ぶっちゃけ涙が出た。今となっては、学歴の価値は「受験という難題をクリアする底力」が価値であると理解したし、一つの判断材料として機能する事は理解出来る様になってきたのだが、興味がある方向で感動がある体験を前提とすれば、難題そのものが存在しない世の中も想定出来る感じもした。
面白いのは、ライフログ的にクラウドで教材を共有していく話。ランキングというのは、ある種自動連想の一種かもしれないな。
「世界のすべてが先生になることを意味している」
“すべての人が先生になる” ではない点が面白い。
ライフログのすべて でも、今後の一番の経済活動は教育にあるのではないか?という指摘があったし、ダイエットでは記録から始めていくのが当たり前の様に、自己マネージメント(学習・成長)では必須の行動になるんだろう。
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