目次
はじめに
年末年始のネカフェ難民時 から手を付けたDJ MIX。
音質や展開が独特で使っていなかったトラックで制作。
まだ電源アイソレーショントランスやアンプ等の機材をボノボの成さんから引き上げておらず、ヘボい電源環境、ヘッドフォンのみでモニターしている。
テーマ
前回同様 “悲壮感” が出るコトを期待していたのだが、全体通して聴いてみると
“女よりもテクノが好き過ぎて途中で萎え、フィニッシュ出来なかったおじさん”
が見えてくるw 期待した方向の悲壮感ではない…コチラの現実みたいだなw
トラックリスト
DJ MIX
“使い辛いトラック” ばかりなのでDJ MIX部分だけでも想定より時間がかかった。以前からの目標である “速いBPM” を目指した展開を組み込む点からも少し苦労した。(最終的に140BPMまで上げるコトが出来た☆)
そんな時に上手く機能したのがCristian Vogel。久々に “混沌とした終わり方” が出来たw
音質調整
ほとんどがヤンチャな音質で
- コンプが深過ぎる
- 籠もってるがハットがデカい(高域を上げにくい)
- 基本的な音はミッドでリバーブだけサイド
といったトラックの音を揃えていった。
- DeeCrystalで明瞭度を上げるが思いっきりハットもデカくなってしまうので、tranQuilizr G2で10Khz以上を下げる。
- 解像度が低過ぎるトラックにはMV2、MAX VOLLUMEのLOW LEVEL上げで細かい音を増やす。
大体こぉいうコトを殆どのトラックに施している。
マスターチャンネルでは
- モッサリ感低減の為、260hz、400Hz
- たまに破綻する中域(クラップがデカすぎるetc.)に3.3Khz
- コンプされ過ぎたハットの重苦しさ低減として6.2Khz
をそれぞれコンプする。
- デカく歪んだハット対策として9KhzのDeesser。
- マスターコンプとしてKramer Tapeの素通し(前回よりも軽く施す様にした)、コンプ兼バスドラを歪ませる為にSSLChannel E-Channelの内部レベルオーバーを施す。
- TDR VOS SlickEQで30Khz以上を爆上げ。(MP3、音楽プレイヤー、ブラウザ再生による解像度低減対策)
- Flux BitterSweet V3でM/S個別にBitter化し音に隙間を作る。
- DeeMMaxを多分2dbづつぐらい4つ軽くかけて0dbリミッティングする。最終的にバスドラで2db程の潰しになってると思う。
事前のバランスにもよるが、コチラにはRMS-8db以上は多くの楽曲においてキツイ。特にクラブトラックはモッサリ感に繋がるのでキツイ。一部オーバーしてる箇所があるが、RMS-8dbちょい手前になるような設定にした。
クラブDJトラックのモッサリパツパツ感に飽きていて、普段聴いているポップス的な音質になったし、前回の反省として “音楽プレイヤーで聴くと製作時よりも地味に聴こえる” 点を踏まえて派手(高音寄り)な音質に落ち着いたな。
現時点での電源環境がヘボい為、高域が歪みつつ籠もって聴こえているハズなので、コレで丁度良いかもしれないと思っている。
どうしてもハットがデカ過ぎ(中域にまで伸びるハットは抑制出来ない)という弊害が残ってしまった箇所があるし、良く言えば繊細、悪く言えば貧弱な音質に辿り着いたな。
書き出し
前回同様、24Bit 48000HzをJriver Media Player 19のLAME高音質設定でMP3化。
プレイヤーの設定
やはりJriver Media Player 19の再生音がおかしい。解像度が劇的に落ちて輪郭が太くて滲んでいる…。
ま、そんなもんなんだと思ってはいるのだが、マシに出来ないかと思い設定を見直すと
“メモリーからの再生をしない(HDDからの直再生)”
にチェックを入れると本来の正しい音になった☆
もう5年は前だと思うが “Corsair VENGEANCE LP CML8GX3M2A1600C9″ の4GB×4枚の計16GBからCorsairの8GB×4枚、計32GBにした際、”音悪くなった” 印象だったんだよな。やっぱメモリーで音変わるのか…。
課題
- Kramer Tapeの素通しが “粉っぽい” 印象になってきた。次回はハズそうかと思う。
- 今回の様な “気に入ってるけど使い辛い” トラックの音質調整は慣れてきたのでハードルが下がった。いわゆるDJトラックではない(としては使いにくい)曲や、こういったテクノではないクラブ・ミュージックのMIX作品も作ってみたい。(多分やらないが…)
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今回は繊細な音質に落ち着いたので、パワフルな音質も恋しい。
“解像度重視で音質統一” が一番の思考で次いで “中高域のM/Sバランス” を意識している。
低域はどうせリミッターで潰されちゃうので割と意識が低いのだが、少し “意図したアガる音” も意識したい。
コレはアタックやらリリースやらを細かく調整する様なコトになる訳で、まだまだ先の話だとは思ってはいるが、”躍動感” みたいのが足りないので、課題であるコトは認識しておきたい☆ ま、2CH段階のマスタリング(ましてや既にコンプ済みのマスタリングされている状態)では限界があるがな。
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