目次
はじめに
年末年始に作業出来ないっぽい ので急遽作ったDJ MIX。
そもそも、年初に MIX 2018、MIX 2019 と2作品作っていて、2019年度版は出来ていたので、別に今やらなくて良かった な…w
テーマ
速攻で完成させたいので最初からアゲていき “落とし方” に面白みが出て
“落ちに落ちた男の正しい落ち方”
そんなテーマが見えてくるとイイかな~ぐらいの気分で制作。出来上がったモノを聴いてみると、そんな感じもあるが 実生活を反映した悲壮感がイマイチ出なかったw
曲同士の相性を今まで程重視してない(時間無い)点から、良い意味での無理くり感が飽きないし、やっぱり7分目ぐらいで分かりやすくアゲてしまったのも最初の狙いとはズレたが、カラフルな感じで良いんではないだろうか?
“渋いけどハードでキラキラしている” という印象から
“絶倫少年の大人な対応”
という意図していなかったテーマが浮かび上がってきた感じがするw
トラックリスト
音質調整 / マスタリング
とにかく速く終わらせたいので、細かくコンプと格闘するのではなく “オーバードライブでまとめる” コトにする。
随分前にWAVESの PLATINUM から HORIZON へのアップグレードをしていて、V9とV10の共存 にあたっての作業が面倒臭くてPLATINUMのままだったのだがw 今回アナログ系のオーバードライブ(サチュレーションコンプ)を試したかったのでHORIZONを使えるようにする。
CLA-2A(Teletronix LA-2A)
GAINをアゲてPEAK REDUCTIONをゼロにし、内部でパツパツにする。イイ具合だが、アウトのレベル調整が出来ない(DAWでレベルオーバーする)ので保留。
CLA-3A(Teletronix LA-3A)
CLA-2Aよりもパキっと現代的でクリア♡ しかしアウトのレベル調整が出来ない点で保留。
Kramer Master Tape(Ampex 350/351)
テープ録音はせずの素通しが良かった!原音から遠ざかることなく単純にまとめてくれた印象なので採用☆
SSL G-Channel / SSL E-Channel
他プラグインと同様、それぞれイン上げアウト下げしてみる。SSL G-Channelはカセットテープの様な音になり、E-Channelはアタック感が増した。どちらも好きじゃないかな。
CLA-76(Urei 1176)
Blackyは面白みがないが、Blueyはアタックが豪快で派手☆ ちょっと派手過ぎるし、今回の選曲とは相性がよくないので、別の機会に使ってみたいかも?
ハネてナンボな、こぉいうのとかにハマりそう☆
PuigChild Compressor(Fairchild 670)
M/S個別に処理が出来るとのコトなんで、ちょっとS増加したい時に使ってみた。
Kramer HLS Channel(Heliosコンソール)
- 挿すだけでフェーザーが掛かった様な、ハットがR&S Recordsの様なシュワっとした感じになる♪
- チタンドームツーイーターのスピーカーで聴いた後に、ソフトドームツーイーターで聴いた感じとも言える。
- 6畳間が8畳間になった☆ かといって逆位相が豪快になった訳ではない。
ちょっと派手にしたい時、ハットのアタックがキツイ時に使った。3db程10khz以上が上がる印象なので、EQで下げる等の対応をした。そしてマスターにも1つカマした。
Flux Bitter Sweet
潰し過ぎ感軽減の為、以前から継続利用。M/S個別でBitterにしている。
tranQuilizr
かなりコチラと一体となっている欠かせないプラグイン。
DeeMMax
Invisible Limiter G2 も素晴らしい んだけども、新鮮味が欲しいので、以前から気になっていた、DeeMMaxを使用してみる。
初感は “生演奏モノにハマりそう” で、今回はパスかとも思ったが、モチャっと感が無く、M/S分離もすごく良いコトに気付く。他のリミッターと比較して1個で大きくレベル上げるとコンプっぽい挙動をするので、複数細かく使った方が良さそう。
レベルメーターがないので、どれぐらい潰したのか分からないがw Flux Bitter Sweetでハネさせたと思われる2~4db程潰した。
RMSは破綻しない範囲でもっとアゲれるが、隙間が無くなるのでコノ程度にした。
DAW歪
DeeMMaxによってスッキリとした音が出来てきたので、許容、むしろ好んでいたDAWのレベルオーバー を回避するようにしてみる。狙い通り、MIX時のモチャっと感が薄まって、全編通してスッキリしたMIXになった☆
MIX時のEQ
面倒なのでMIX時のEQ操作はしなかったw まるでUREI 1620でのMIXな感じで、面倒なコトは全てKramer Master Tape(Ampex 350/351)の真空管任せであるw
作業時間
引越し準備 / デスクワークしながらの作業で2.5日かけて85%。後日、ココの記事を書きながら音質微調整したが4日で完成した♪ 大分速くなったな☆
書き出し / MP3
何も考えずにAbleton live 9から16Bit 44100Hzで書き出していたが、試しに24Bit 44100Hz、24Bit 48000Hzも書き出すと、明らかに後者の方が良い。音場が広くてコンプ感が薄い。そしてMIX時のバスドラのモチャっと感が晴れる。
24Bit 96000HzはAbleton live 9の書き出し容量上限を超えてしまい試せなかったw
24Bit 48000HzをJriver Media Player 19のLAME高音質設定でMP3化。
- 音数多い箇所では下手なコンプ掛けた感じw なんかスン詰まる、音がダンボールに溜まってる感じになる
- フランジャーの金属感が落ちる
- 位相のウネリヌメりの解像度が落ちる
- 基音と倍音の構成もちょっと変わる印象
ま、容量軽量化した割には凄く原音を維持しているとは思うがw
プレイヤーによる音の違い
Kramer HLS Channel効果が強いのだと思うが、シルキーでスッキリした音が出来たつもりで、Potplayer 1.6.63840 では、かなり満足なのだが、他のプレイヤーでは解像感ガタ落ちするな…。
ま、比較的ダイナミクスは維持した上で派手にはなったのでイイ進歩だとは思う☆
UAD持ってないけど…
WAVESの音には飽きている が、今回新たなプラグインを使えて大分楽しめた。
…スピーカーで聴いてないが、アナライザーで見る限りは下手なコトにはなってないと思うし、艶やかさが無いけど、まぁまぁイイ出来じゃないか?
※一応UADの古いバージョンを高橋さんに頂いて使えるのだが、セッティングが面倒…。
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