-読書感想- AKB48の経済学 / 田中 秀臣
に続く、秋元康関連本読書。
AKBもおニャン子もまったく関心は無いし、AKBの投票制であったりといった話題のしかけに対しても、何も感じない。しかし 川の流れのように / 美空ひばり に対しては “何も考えない人を醸成する策略ソング” として感じており、強烈な陰謀を感じている。
それなのに、まるで仙人のような落ち着いた雰囲気がする人物。恐ろしい程のインテリヤクザではないのか?・・・とか妄想を膨らませて、頑張ってAKBに代表されるヒットを生む論理を学ぼうというのが趣旨。それと、AKBは電通の持ち物なので、ウチは自由に使えないので、AKB / 秋元の隙を見つけたいというのもある。
1:企画の入り口は、他人の意見よりも、まず自分が面白いと思うかどうか。「自分が正解だ」と思うことが一番大切 なのです。そして、付箋を貼ったものがどれだけ記憶というリュックサックに入るかによって、おのずとつくることができる料理も多くなるのです。
⇒これを阻害する環境になるチームの場合は、露骨にモチベーション落ちるな・・・。そして正に読書して付箋を貼った箇所を、1回の読書の記憶では限界があるので、このようにわざわざタイピングしてログ化している事は、有益な行為という事で、ド頭から秋元に対して好意的になるw
2:-秋元- 僕がなぜ分析しないかというと、結局、今、われわれの目の前にあるものは、すべて、過去のものですよね。映画であれば1年前、2年前、3年前につくられたものですし、ヒット曲でも、半年前、1年前につくられたものが、世の中でヒットしているので、そこにディレイがあるわけじゃないですか。ですから、それを、今リサーチしても意味がない。
⇒これはとても気持ちが良い話。人によってかなり違うらしいのだが、ウチのSTP(マーケ)は、”調査するまでもない分かりきった事を調査している” 人達の印象が強い。それだけならまだしも、そのデータの隙間にある意味を見る人も居ない印象。要は
- “主婦はレシピサイトをよく見ている” ⇒ “レシピコンテンツをやりましょう”
でしかない。この手の調査するまでもなく、素人でも考え付く事をストラテジックプランニングという堅苦しい言い方をするのに、腹が立っているw
“主婦はレシピサイトをよく見ている” ⇒ “何故レシピサイトが人気なのか?” ⇒ “冷蔵庫にある食材には限りがある中、毎食飽きずに食事をしたいから” ⇒ “冷蔵庫にはスペースの限界もあるし、賞味期限の限界もある” ⇒ “冷蔵庫に食材が無ければ悩む事もないのではないか?” ⇒ “毎食家族構成に合わせた新鮮な食材が届き、全て食べきってしまえるような宅配サービスがあったら、主婦が抱える問題は解決する”
こぉいう事が必要だと思う。ある種盲目な勘違いスレスレな事が必要だと思う。パソコンも電話も無かったら無いで、そんなに困らないのに、あえてやっちゃったヤツが居た訳なので、既に起きた事に囚われ過ぎるのではなく、隙間を見る眼力が必要だと思う。
3:-勝間- よく、秋元さんは「最大公約数は避けろ、最小公倍数を目指せ」という言い方をしますよね。
-秋元- 自分の思い込みは、すごく大事だと思うんですよ。自分がなければ企画はできないですね。
⇒最近これをパクッて「それは最大公約数でしょ。今必要なのは最小公倍数なんじゃないの?」みたいな事を言うようになってきている。男子は理解するが女子はよくわからないみたいだ。
そして、代理店からみたAKB48は、完全に最大公約数であるというのが面白い結果だな。ある種代理店は秋元の為に労働しているようなものだなw
4:-秋元- 日常の中で何を見ているかです。つまり、企画というのは、生み出すものではなくて、気づくことだと思うんですよ。
⇒超同意。言い方はどうであれ、まず気づかない事には何も始まらないハズ。
5:-秋元- つまり、僕は常々言っていることなんですが、記憶に残る「幕の内弁当」はないんですよね。いろいろなおかずがあると記憶に残らないんです。「あの幕の内弁当は美味かったな」とはならないけれども、「あのうなぎ弁当美味かったな」とか「あの麻婆豆腐弁当は美味かったな」ってのは覚えているんですよ。これは番組づくりでも何でもそうですけれど、ありがちなのは、「ハンバーグだけの弁当をつくろう」と言っても、「でも、ハンバーグだと、肉が食べられない人もいるから、魚も入れておこう」「バランス的には野菜も・・・・・」と、だんだん中庸なものができてしまう。
やっぱりヒットを生み出そうと思ったら、虫眼鏡で太陽光線を集めるように、ぎゅっとそのターゲットなりを絞り込まないと、発火しないような気がするんですよね。だから、そのコーヒー屋さんにしても、僕だったら、あえて看板に「紅茶ありません」くらいのことを書きますね。
⇒超幕の内弁当的な、AKBを作った人とは思えない発言w しかしターゲットではない自分にとっては、幕の内であって、ターゲットにとってはハンバーグだけ弁当なのかもしれない・・・。
いずれにしても、スタバのパクりのカフェが、全くスタバに太刀打ち出来ないように、”何をしないか” は大事であると思う。
6:企画というのは正解がないので、「これが自分にとって面白い」と思えば、それでいいんですよ。ただ、それは、企画がその会社にとってよければ採用するでしょうし、結果はありますよ。でも、それをやり続けることで、だんだん、「この会社はこういうものを求めているんだ」とか、「この人はこういう企画を求めているんだ」と気づいて、自分の企画のリュックサックから出す食材も変わってくるんです。それは後の問題で、一番はじめは、「誰々のような企画」を生む必要は全くない。やはり、「あ、これは絶対面白い」と、自分に自信を持つことだと思うんです。
⇒子供の頃から感じる事だが、広告って “広告の様式美に従っているものが広告” であり、実際内部に入ってみると、”お行儀の良い作業が良い仕事” という感じがするな。特にCRには強く感じる。
そして、クライアントもその発想だったりするので、相手を知れば知る程、疲弊していくという、悪循環が多いのが現実だなw
7:本来、料理というのは、盛りつける皿の大きさや深さは考えずに、まずは “ある食材” を使って、自分のつくりたいものをつくり始めたほうがいいと思うんですね。食材をフライパンで炒めようか、それとも蒸してみようかと考え始めたときに、「この料理だったら、この皿がいいな」と決めたほうが、自由度が高いですし、見ていても楽しいですよね。そのときに、「このお皿に合う料理はなんだろう」と先にお皿を出してしまったら、料理の種類や量は、おおよそ、決まってしまいます。
⇒これはどうとでも言えるな~と思う。”まず最初にどこで諦めるか?” という話で順番が違っても同じ話だと思う。
真っ当に捉えると、AKBの女子達が食材で、AKB劇場が皿なのだろうが、例えばマニアックやオートマは “物件に借りてがつかないから、なんかやらなきゃ・・・” が発端で、ある種皿が最初に決まった上、DJという食材を乗せていった様な例だ。
「AKBに会いに行く」「秋葉原のAKB劇場に行く」というのは体験としては同じだが、人によって言い方のプライオリティーは違う。なんか秋元に騙されているような気がする・・・w
そして自分の仕事は、まず皿を決める事が大事だと思っている。例えば “高級料理店で、おまるに乗せる食べ物を考えよう!” と言うのが自分だ。そして「それって・・・やっぱカレー!?」とかいう議論になるので、そんなストレートな事ではなく “焦がしコーンスープ” に値する料理をプロダクションと共に考えていくという感じ。
料理は普通でも皿が元々料理を載せる皿ではないので、ありえない印象になるだろう。
逆に “高級料理店でコーンスープを出したい” となると、皿はおのずと高級スープ皿になるだろう。これでは何も面白くない。
更に “高級料理店でねるねるねるねを出したい” という乗せるものありきの場合、皿は別になんでも良い気がしてくる・・・w
8:仕事の中には、どうしても、お皿から入る場合も出てきます。例えば「映画の企画を考えてください」とか、「テレビの何時~何時の時間帯が開くので企画をください」というような、あらかじめ枠が決まっているものがあるのです。そういうときに、僕はどうするのかというと、まず、そのお皿に乗りそうな料理を考えてから全部捨てます。 あるいは、当然コンペになることも多いので、よそが持ってきそうなものを全部捨てます。 そこから違うものを考えるのです。
⇒これは素直に共感。AZZLOの発想・企画方法メモ で書いたように、自分の言葉では “まず四面楚歌に達する” と同じ事だと思う。
9:仮に、「次にヒットするものは何ですか?」と訊かれたら、僕は迷わず「まだ見たことのないもの」と答えます。
⇒労働する上で、ヒットを狙わない事は普通は無いと思うのだが、”見た事ありそ~なもの” (広告様式美の枠に収まるもの)ばかりの、世の中はいったいどうしたものかと思うなw
10:僕はよく、「みんなが行く野原に野いちごはない」と言うのですが、つまり、みんなが行かない所にこそ野いちごは生えている。
⇒これは非常に分かりやすい。某負けた競合プレ案件の反省会にて、この言葉を出したのだが、失笑だったとの事w (自分は別件で参加出来ずでシートだけ出した)
11:これは、エンターテインメントに関しても、同じことが言えます。視聴者は、イントロダクションやタイトルを見た瞬間に、頭の中で、「こういうものだろう」という予定調和のストーリーができあがってしまうんですね。「たぶん、こうなるだろうな」というものを、誰もわざわざ見ようとは思いません。反対に言えば、その予定調和が裏切られたときに、人は面白いと思う のです。つまり、自分が見たことがないものだから、ハッとするわけですね。
⇒これはめちゃくちゃ同意でWADAから学んだ事だ。
しかし代理店では “予定調和こそが正しい” 世界観がある。ま、楽しんでもらうコンテンツと知ってもらえば良い広告では目的が違うので、同列に並べるのもおかしな話だが、この予定調和を崩すストーリーで突き進んだ 勝ちたかった競合コンペで勝った!! 案件が、広告屋の人達の間でアクセス数等を気にされるというのは、よくわからないな。
彼らは、視聴率等の過去データを元に、想定リーチ数から算出される媒体マージンで儲けるのがビジネスモデルであって、ソーシャルでの流入がナンボだったかなんて、そこで金取れないんだから、気にするもんでもないハズだと思う。
それに、今の会社に来た初期の時期に「広告は予定調和ばかりで心躍らないので全く好きじゃないです」と、えらいおっさんに言ったのだが、「それオレの前で二度と言うなよ!」と怒られた経験がある。これにまつわる会話の中で明確なのは、”予定調和の高みが良い仕事なのだ” という価値観だったと解釈している。もちろん、それはそれで大変な事なのだが、そもそも “クオリティーとか作りこみ” という皮とか演出になる部分に関心が高くないと、目指せない導線だと思う。
※低いより高い方が良いが、高くても何も起きないものが大半だし、代理店のプランニングではなく、デザイナーなどの腕の問題だと思う。
ブサイクな女とセックスするか、完璧なマネキンを部屋に飾っておくかの違いみたいなもんかな。
12:結局、予定調和を壊すということは、新しいことに挑戦するということなのです。もちろん、そういったことをするには、最初は、みんなから誤解されることもあるでしょう。けれど、そういったものを超えない限りは、新しいものは生まれないですよ。ほとんどの場合が、楽なほう、楽なほうへ流れようとしているわけですから。
⇒勝ちたかった競合コンペで勝った!! 案件をベースにパクり提案をしたいという営業が居る・・・。あくまで真正面に見える手法のパクりだけなので、何も起きない事は明白。金額はたかだか300万ぐらいの話。コケるのにご協力してウチも赤字という誰も特しない事をやろうとしている・・・。
その上、「どれだけ成功したか、アクセス数を教えて欲しい」というアホな相談が来る。それがないと、得意先担当者が上の承認を得られないんだそうだ・・・。アクセス数があれば承認するえらいおっさんもどうかと思うし、各要素の掛け算で上手くいった案件の一部をパクって成功したいとは、なんとも簡単過ぎる話だなと思う。
パクりそのものは、インスピレーションを得るという段階においては、問題ないと思うのだが、REMIXして新しいものに昇華しないと意味ないと思う・・・。
例えるならば、”某ヒット曲のキックの音だけ5分流せばヒット曲になるであろう” というような発想だ・・・。そんなの有り得ない話で、せめて、”ボサノバ風にしちゃおう” とかそぉいうアレンジは必要だと思う。
13:「これは20代の若者には絶対に刺さります。ただ、30代の男性には難しいですね」ということがどこまで言えるか?「万人に受けますよ」という営業トークは絶対にしません。そういう風にやっていると、相手にも「この人はいいところばかりを言っているんじゃないんだな」ということが伝わり、結果的に、それが信頼へと変わっていくのです。実際、完璧な企画なんて、存在しないのですから。
⇒”何をしないか” という取捨選択の話だ。ウチの営業はこれが出来ないな。ま、そもそもマスコミュニケーションが前提だから、しょうがないのだろうけども、既に今の時代においては、持病と言ってしまって良いレベルじゃないかな。
- “ネガを明確にする事で、伝えたいポジがより輝く”
という発想が非常にやり辛く、競合プレでもいつも2位止まりだ。勝つプレではなく負けないプレにしてるからだろうと思う・・・。
- “コケないように補助輪を付けたい。しかしその補助輪は自分の足であるので、漕いだり補助輪したりして、大して進んでない・・・”
14:テレビ番組をつくるとき、「秋元さんだったら、テレビ局の偉い人とかに言って、決めればいいじゃないですか」と言われることがあります。しかし、たとえ偉い人からOKをもらえたとしても、実際に動く人たちがやりたいと思わなければ、うまくいく筈がないのです。それだったら、僕は仮にそれがADだろうが、まだ入社2、3年目の男の子だろうが、「すっごく面白い!僕、どこまでいけるかわからないですけれども、これをやりたいです」と言う人とやりますよ。そのほうが、作品に血が通いますし、現場が乗らなきゃ何の意味もないと思うからです。
⇒これも超同意だな~。いわゆる最終的な結果(アクセス数やら金やら)は、”あったらより良いもの” でありつつ、最低限なければならない “条件” であって、本来の結果は「今回は楽しかった!」と気持ちよく打上げ出来るか否かだと思っている。
はっきり言ってそうでない案件は、なんだかんだで金も残らないし、仮に残ったとしても、続編をやりたいとは思わないだろうw よって2回目以降はコケるという事だ。もしくは歪が人に溜まって鬱社員を発生させるという弊害があるだろうな。
結局生身の人間がやる事なので、メンバーの配置や立ち居地のデザインで、結果はおのずと見えるのが現実だな。
15:自分には強い運があり、縁があるから大丈夫なんだ、と思えばいいのです。ところが、多くの人はそのときに正解を他人に求めてしまいがち なので、企画も似たような色のものばかりができあがってしまうんですね。
⇒他人や “業界のセオリー” の乗っ取ってないと、不安なんだろうなと思う。自分は企画ではなく、過去の生い立ち等に “世間のセオリー” に乗っ取ってないのでw ギクシャクしている部分はあるが、企画ぐらいは乗っ取ってなくても良いんじゃないかと思う。
クラブ・DJも同様だな。ジェフミルズもどきが世界的に大量発生したが、あれやるのであれば、ジェフが生きてる間は必要ないのだ。
16:—-逆に言えば、満点は、色がないのと同じ。そもそも、マーケティングをしないということは、照準を合わせる「正解」も満点もないはずだ。
⇒ここで言うマーケティングは調査とかの狭義で間違いないと思うのだが、代理店ワークとしては、いわゆる “前段” は欠かせないと思う。ただし、自分としてはゴールイメージがあった上で、それが “それほど酷いものではない” 実証の為に前段が必要だと思う。
元々
- “前段が無ければなりたたない企画なのであれば、それまでのもの”
と思っていたし、今もベースは同じ考えだ。正し面倒で燃費悪い日本企業を相手にすると、前段に含まれる “言い訳” 的なものは、必要だと思う。
よって、前段は後から都合の良いものを付ければ良いとも思う。そぉいう案件も実際にあるし。
更に前段を担当するのはSTP(マーケ)という事になっているが、彼らがメンバーに夢を持たせるようなレールを敷く事が必要だと思う。これが実現出来ればウチの部署は解散しても、あまり影響が無いw 人件費節約になるだろうw
17:新しいことをやろうとするときには、必ず反対意見が出るものなのです。多少嫌われてしまうのは、しょうがないんですね。つまり、嫌われる勇気を持たないと優れた企画は生まれない のです。「こんなのはだめだ」「こんなのは当たるわけがない」と言われて当然なんですよ。むしろ、みんなが「いいんじゃないの?」という平均点の企画ほどつまらないものはない んですよ
⇒AZZLOの家系は露骨にこの流れだな。ある時思ったのは、”まず敵作ったら自ずと味方が出来る” である。しかし敵しか居ないえらいおっさんとかも居るのは不思議だ・・・w
18:実績というのは、自分から説明したり、自分のプロフィールの中に入れても実績にならないんですよね。「あの人は、こういう能力に長けているんですよ」という、人の言葉だから信じてもらえるんですよね。
⇒どのように自分をポジティブに語ってもらえるか?の材料提供が必要という話だな。いわゆる口コミのネタの強さという事にも言える。
この実績という面では、自分は広告賞にまったく興味がない。細かくは別エントリーにするが、賞を取らないとオススメしてもらえないのであれば、それまでの人間だろう。
19:一部分をブラインドにしてしまうのではなく、リスクの開示もしないと、本当の全体像が見えてこないので。例えば薬にしても、「こういう効能があります」「こういう副作用があります」と言うから、効くんだなと思いますけれど、これが「万能で何でも効きますよ」と言われると、「本当ですか?」と思いませんか?
⇒これは良い例え話だ。すげー分かりやすい。
20:クリエイターが勘違いしがちなのは、大衆がこういうものを求めているんだということを考えるじゃないですか。でも、そこで忘れてしまうのは、自分も大衆の一人だということなんですよね。だから、自分が使わない商品を大衆が使うわけないですね。
⇒これは痛快だなw 代理店と企業の広報担当は、多くの場合こうなってるな。そもそも “ターゲット” という軍事用語のままで、コミュニケーション対象者を見ている時点で、ズレがあるんだろうな。
21:よく、目の前に壁が立ちふさがったときは、頑張って乗り越えろと言いますよね。けれど、壁というのは、乗り越えられないから壁 なんです。ですから僕はそういうときには、右か左にさっと動く んです。動くと、切れ目のない壁はないので、いつか必ずどこかで切れている。 何が言いたいかというと、つまり「立ち止まるな」 ということなのです。
⇒壁登り大好きな車案件の弟分営業に読ませたいw
自分は壁があったら、「これ、壁に見えるハリボテであって、押せば倒れるじゃん?」的な事によく気づいてしまうタイプ。よって壁登る筋力が全然無いから、昼間の会社員やって筋トレしているという意識がある。
しかし、この秋元の指摘は AZZLOの発想・企画方法メモ で書いたxyz軸の考え方を元にすると、上下でも左右でも同じだ。上下としているのは重力があっての前提になっているが、無重力であれば上下左右の定義もくそもなにもないのだw
やはり、時代は繰り返すのだっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!。そう、TAKA-AKIこそがマスター・オブ・無重力!!!!!!!!!!!!!!!!。昨夜、NASAは発表した!!!!!!!!!。次期、スペースシャトルに搭乗する日本人はTAKA-AKIに決定したと…..。しかもペットのワニガメにも同乗許可が下りたという…..。(ロイター/8月31日13時32分更新)。
宇川直宏[MOM/N/DAD PRODUCTIONS]
プロフィール に全文があるが、BULLET’SのコンピレーションCDに掲載された、宇川君の自分へのコメントだ。自分は宇川君によると、マスター・オブ・無重力だったのだw
xyz軸思考は “一度無重力になって、現代の最適な重力負荷を再設定しよう!” というのが本質。随分時間が経ったが、秋元によって点が線で繋がったなw
もし今後、自分の会社作るとかなったら、会社名は “無重力” だなw
22:いわば、人生は一筆書きのようなものだと思います。今いる場所は、どこからかつながってきている。一筆書きの線が切れていたら今日はないのです。ですから、今起きている嫌なことも、良いことも、必ずどこかにつながる道になってるんですよ。
⇒なんだか、おじいちゃんに縁側で語ってもらうような話だw
人に喜ばれたり、煙たがられたり・・・というのは、実際当人はよく分からないもんだが、細かい積み重ね(罪重ね)によって、今の人間関係と自分の思考があるのは事実。
いずれにしても、ゴールイメージがないと、”ただふにゃふにゃの線” にしか見えないのだろうが、文字として見える完成品は、意思で繋いでいかないとダメってな事だな。
自分は、”なんかミスったようだけども、こっからなら○○って文字として読めるような気がする” 的に、気付く力がある分、割とその場しのぎでも、上手くやってこれちゃった感じがするが、そろそろ最終イメージを決めて動かないと時間がなくなっちゃうな。
ま、時間が無いのは前提で、何か達成したら、違う事やりたくなるに決まっているので、”こういうやり方もある” という事を残していく事なだけだな。出来るだけ説得力ある形で・・・w
23:トーマス・エジソンは「成功とは99%の汗と1%の才能だ」と言ったそうですが、僕は98%の運と1%の汗と1%の才能 だと思います。
⇒この手の話は “運も才能のうち” とか色々解釈があるので、別にどうでもいいのだが、気をつけなければいけないのは、この1%の中にある内容の濃さ・深さであると思う。
100%を配分するという話は、棒グラフなり、円グラフなりといった、二次元の視覚で考えると思う。これは物事を1視点で見ている事であり、本来は、深さがあるので、”同じ100%だと思ってたら、相手は深かったので500%だった!” というxyz軸による見方をしないとダメだと思う。
よって、エジソンの言う1%の才能は、他者の100%の才能よりも、多くの体積を持っている・・・というような考え方も出来てしまうという事。
24:例えば、パーティーのくじ引きとかビンゴで当たらなくても、「よかったー、運、使わないで」と思う。で、当たったら当たったで、「いやーおれやっぱり強いなー」と思う。
⇒ホテルのエントランスで犬のウンコを踏んだ事を「こんな事は有り得ない!なんて運が良いんだ!」という話もあったが、自分も子会社が本籍というコンプレックスの多くは、このように変換している。
去年あらゆる人と揉めて面倒臭かったのも、反動があるハズだと思っていたので、実はワクワクしていたのだw
よって、中途半端な “給料上げる” 話は有難くないのだ。宝くじが当たる可能性が減る感じがするw
25:(ヒットがあった上で)スタンダードナンバーになることは、「結果」じゃないですか。だから単発なことはできても、これが未来永劫続くとかいうのは狙えるものではない。やはり長く続くものというのは、そこに価値があるし、もしかしたら、人智の及ばないところでできているのかもしれない。
⇒自分的には、”続くもの” については “生き様” でしか伝えられないと思う。ヒットもスタンダードも、”あったら便利に活用出来る条件” なだけな気がするな。
・・・ってな感じで、非常に考察し、頭にあるものを吐き出す良い読書だった。とにかく秋元の話はめちゃくちゃ分かりやすいな。これは同意者を生む根本だな。
読書の目的である、AKB排除にあたっての隙探しについては、ま、秋元の本であってAKBの本ではないので、現段階では新たなヒントは気付けなかった。
ま、AKBの揚げ足取りは既にやってるし、最近はあまり必要でもなくなってきているが(得意先も飽きてきている)、今後は乃木坂46排除のロジックを現在作っているw
秋元(AKB)をジャンプ台にして、今後も遊ぼうと思っていたが、ちょっと申し訳無い気持ちにはなるな・・・w ま、直接のジャンプ台はAKBや乃木坂46を出してくる他店だ。気にせず活用していこうと思う。
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