-読書感想- 憂鬱でなければ仕事じゃない / 見城徹・藤田晋

はじめに

憂鬱でなければ仕事じゃない / 見城徹・藤田晋

2011年9月頃の読書。既に読書感想文が一年越しになってしまった・・・。

2009年まとめ(仕事) にちょっと見城社長の気になる発言を引用したのだが

「結局、好きな女性に『すごいね』ってほめられたいんだな。その時だけは、常に死に向かって歩いているという寂しさを忘れることができるんだ」
幻冬舎 見城社長

それ以来彼の生き様には興味があり、丁度良く本が出ていた。

サイバーエージェントの藤田さんはよく知らないが、たまにサイバーエージェントからオファーが来たりするので、将来の自分のボスになるかもしれない人物だw 要チェック人物である。

気になった箇所+感想

  1. 魅力ある人間においては、必ず、自己顕示と自己嫌悪が、双子のようにつながっている。その二つを揺れ動くからこそ、人としての幅が生まれ、それが他人から見ると、魅力に映る。目に見えなくても、心が運動すると、そこに風が起こり熱が発生する。それがその人のオーラなのだ。(見城)
  2. “コンプレックスがある(自覚している)人は強い” という事と同じかな?反面、コンプレックスを隠そうとしている人は残念な事が多いのは確実だろうな。

  3. 自分のすごさをアピールすればするほど、逆に人はひくだけ。説き伏せれば、相手はその場では納得したような様子を見せても、腹の中では反感を持ったりするものです。(藤田)
  4. これは意外とウチの偉いおっさんには、あまり当てはまらないかな。逆に 「AZZLOは凄い!」と言って、彼らのタスクとして扱わない事の方が多いかも。

  5. 自分がスラスラと解ける問題は、他の人も容易に解ける。そこで差はつかない。それでは面白くもなんともない。~中略~仕事も同じである。どんなに長時間働いても、簡単な仕事ばかりこなしていたのでは、結果は望めない。大事なのは、費やした時間ではない。仕事の「質」である。多くの人が「無理」「不可能」と考えることに身をよじって立ち向かい、克服する姿勢が大切なのだ。(見城)
  6. 自分においてはスラスラではないのだが、ウチにおいては、媒体メニュー提案や、ロジックの無いタッチポイント創出としてのfacebookページ提案なんかが、それに当てはまるかな。自分はそぉいう提案は “パートナー企業の営業をタダでやっている” と感じて、面白みも感じないし、そもそも企画ではないと思うので、全然ヤル気がない。タダでも貢献したいパートナー、要はビジネス的にメリットが無くても、そのパートナーの成長や、コンテンツに接した人にポジティブな影響がある場合はまた別の話だが。

    困難は好きではないハズだがw 誰でもやれる事(少なくても部署内のメンバー比較)を自分がやるのは好まないし、自分は真面目な仕事の精度は低いと思う(見積りとか絶対桁間違える)ので、自然と身をよじってしまう質なんだと思う。というか、無意識だとよじれているという事だと思う・・・w

  7. あらゆる仕事は、価値を生み出すために行うものです。~中略~でもその道筋は、決して平坦ではありません。むしろ平坦ではないところから付加価値が生まれ始めます。それは並々ならぬ労力を要しますが、労力を費やすことこそが差別化であり、それが大きいほど大きな価値を生み出すのです。(藤田)
  8. 誰でも共感は適度にするが、危険性がある言葉とも思う。その労力の費やし方に気付くセンスが悪いとホント悲惨な事になる。大概はそのセンスに気付かない様なマネジメントや社会そのものがあるので、”根性論” しか残らない事が多い。”その労力のかけ方は間違っていた” と気付ける人がどれだけいるのか?その気付きが労力の量から生まれる場合もあり、全て “経験” と言えばそれまでではあるが、センスが無い人の場合は悲惨な事になる・・・。

  9. 恩返しはこちらの立場が危うくなるほど極端にする。そうでなければ、相手の心に響かないからだ。ほどほどの恩返しをされた時ほど白けることはない。中途半端な恩返しなら、しないほうがいい。恩返しほど人間力の差がつくものはない、と僕は信じている。(見城)
  10. 自分は恩返ししたりされた事もないっぽい。最低限、DJ WADA、宇川くん、黒田雄一、故HIDE、MINODAやHARRYさん達から見て、「TAKA-AKI残念な事になっちゃったな・・・」と言われないような生き様は意識はしてるかも。

    恩とか感謝を表現するのって、その対象の人にダイレクトに影響する恩返しじゃなくても良いと思うかな。自分は彼らに様々な気付きを貰ったが、コアビジョンは共有しつつ違う手法でアウトプットするのが、恩返しなんかもなと思う。

    彼らがやった事、AZZLOに影響を与えた事が彼らの肉体が終わったと同時に消えて先も無いのであったら、ちょっとやるせないだろう。バトンは渡し続けたいと思う。ある種肉体はシェアしているようなものとも思う。

  11. 僕は “最高” か “最速” しか生き残れないと思っています。この考えは、他のビジネスにも通じるのではないのでしょうか?~中略~今、この分野はどのような状況にあるか、そこで際立つためには何をすればいいか。ビジネスではそんな相対的な視点から、魅力ある商品やサービスが生まれるのです。(藤田)
  12. 最高最速がちょっと抽象的でよくわからないが、当てはまる場合は多いとは思うが、それだけでもないと思う。そしてこの時代に限った話でもないとは思う。

  13. 泣きごとも恨みごとも、心の奥深くしまいこんで、すべてをわが身に引き受けると、しばらく忘れていた闘争心が、めらめらと燃え上がってきた。苦境こそ覚悟を決める一番のチャンスなのだ。(見城)
  14. 見城熱いなぁw まぁかなり同意で、「あいつマジムカつく!」という感情があると、自分を動かす肥しになるので、最近はニヤニヤしてしまうようになってきている。「燃料キタ!」的な感じだw

    仕事で上手くいかない時も、「自分の能力を超える課題。乗り越えてやる!」と思ったり思わなかったりするがw いずれにしても将来検証する材料になる事にニヤニヤしなくもない。バランスだけども。

    たかが名刺一枚と言う給うことなかれ。名刺交換は初対面同士の最初の儀式。名刺一枚を渡すその瞬間に、その人の、人となりがわかるものなのだ。どんなに腰を低くして渡しても、そこに心が入っていなければ、すぐに見破られる。僕は初対面の相手に名刺を渡す時、何より心を込める。繰り返すが、初対面だからこそ礼儀は重要なのだ。一枚の名刺を笑う者は、大きな仕事に泣く。(見城)

    いはやは耳が痛い。ぶっちゃけ自分は名刺交換はほぼ記憶にすらない。営業でもないから客の印象とか気にしないし、プロダクションからは営業される側なのもある。名前よりも人の空気感を読もうという意識はあるが、儀式もちょっと意識的にやってみよう。

  15. 努力は基本的に自分を傷める。だからこそ相手の心を打つ。対人関係における努力とは、つまるところ、サービスである。そこで僕は、体を差し出し、自分を傷め、目一杯身をよじる。(見城)
  16. ドM・・・w いわゆる性的なSMプレイも好きそうな顔立ちだとは思うなw

  17. 守られなかった約束とは、ただの嘘である。軽々しく、守れない約束をする人は、そのたびに信用をなくしていると思え。たとえ、それまで信頼を築いていたとしても、たった一度の反故で、失ってしまうことさえあるのだ。(見城)
  18. 確かになぁ。気をつけたいのは自分としては約束のつもりではないのに、相手には約束になっていたという事が起きる事かな。

  19. 社員と飲む機会を作っているのは、単に仲良く飲んで盛り上がりたいからではありません。ゆっくり語る場を設け、どんな人材がいるのか把握することで、適正な人事配置をしたり、抜擢できる人材を見つけたりしたいからです。今、社員が何を考え、何に悩み、どういう将来像を胸に抱いているのか、できるだけ知りたいのです。(藤田)
  20. サイバーエージェントの社長ともなると、社外との外交飲みも少なくないだろう。そんな最中、社員との飲みをただの慰安ではなく、未来に繋がる材料集めとして実施している点は共感する。その点、ウチの人事は何をやっているのかと思うw 人事部じゃなくて人事書類管理部が本質になっているな。

  21. 自分ではなく、相手のことを言う。これが難攻不落の相手とコミュニケーションを取る際の基本である。(見城)
  22. 自分はどうしてるかな?”俺様トーク” してる感じもするがw 女子からの反応は「私の話しをよく聞いてくれる。うっかり性癖等も喋り続けてしまう」的な反応が多いし、某キャバクラ好きの “偉くないおっさん” は「お前と飲むと喋っちゃうなぁ。気持ちいいなぁw」という反応もあるなw

    難攻不落な人は自己を隠してたりもするので、とやかく言い難いよなぁ。褒めたりゴマすったり出来るほど器用じゃないしなぁ・・・。

  23. 「お願い」は、こちらが苦しいものでないと、意味がない。難しいことを実現してこそ、頼まれた僕の存在意義が生まれるからだ。それから僕の圧倒的努力が始まる。正直、面倒臭いなぁ、とそのたびに思う。しかし、その人の喜ぶ姿を思い浮かべると、自然に身体が動く。

    結果として僕は、相手に貸しを作る。その貸しが、百になった時、僕はその人に、ようやく一つ「お願い」をする。それは僕にとってはビッグ・チャンスを実現するために譲れない「お願い」である。こちらがしたこれまでの苦労は、十分伝わっているので、相手は必ずそれを実現しようと努力してくれる。(見城)

  24. 悪く言えば “計算高い” というネガティブに言う事も出来るかもしれないが、”共に苦労をし相手の為に貢献できた” という経験の誘発がポイントなんだろう。むしろ「お願い返し」をしないのはコミュニケーション不全と言えるんだろう。

  25. 「貸し借り」という発想は、感情という目に見えないものを測る上での、便利な物差しになると思います。実際、仕事をしてゆく上で、「貸し借り」のバランスを頭に置き、測っていくのはとても大事なことです。(藤田)
  26. 測ってる暇もない濃い時間が理想だなぁ。

  27. 何かをしてもらうと、人は相手に対して恩義を感じる。恩義は負債に似ている。返すまで、消えることはないのだ。だから、天使のような振る舞いをすることは、実は、したたかなことなのだ。このことを自覚するとしないとでは、大きな違いがある。(見城)
  28. 自分の誕生日嫌いが裏付けられたなぁw

  29. -良薬になるな。劇薬になれ-
    毒にも薬にもならない人間には、何も為せない。そして人は、薬にばかりなりたがる。しかし、何かを激変させる力があるのは、薬ではなく毒のほうだ。(見城)
  30. この手の事を言う人は見城氏以外にも居るし、昔からよく言われると思うのだが、世間は何故その方向で推進されないのかな?と思うな。

  31. ある晩、ワイングラスを傾けながら、調香師の一人と話す機会を得た。彼曰く、
    「いい匂いを求める争いは、極限まできています。これ以上いい香りの元は、世界中どこを探しまわっても見つからない。あとは、どんな悪臭を入れられるか。一滴の悪臭を入れることによって、いい匂いが、今までに無い極上の香りになるんです。今、我々はそのキーとなる悪臭を探す競争をしているのです」

    香水における悪臭は、人間にとっての劇薬にあたる。(見城)

  32. 「AZZLOクンのアイデアは絶対得意先には提案出来ないけど、モノの見方が変わるのでメンバーに入って欲しい」と言われた事があるが、それに近い感覚かもしれない。

  33. 斬新で図抜けたことは、必ずひとの神経を逆なでする。しかし不思議なことに時がたつと、非難はいつか賞賛に変わっている。(見城)
  34. 確かに去年まではずっと逆なで止まりだったが今年は全く違うなw 丁度 “もう会社辞めよう” と決意が固まる前後にこの本の読書してたなと思う。

    “ひとの神経を逆なでする人” 止まりで斬新さとか無さそうなあの人とかあの人は、いつしか賞賛される時期が来るのか?ちょっと気になるなw

  35. 既成のものに勝つためには、土俵の外にでて、外から倒さなければならない。外で立ち上がったものが勢力を持った時、そこに新たな土俵ができる。そうなって、初めて勝利への道が開けてくる。(見城)
  36. これはトラディショナル代理店とネット系代理店を思い起こさせるな。しかし現在のネット系代理店は “全然イケてない” と思う。結局の所、ほぼメディアレップでしかない印象が強い。

    先日某ネット系代理店にプレで負けたが、彼らの提案は “企画じゃなくて作業代行提案” だった。FACEBOOKページの運営のプレだったので、得意先も賢い決定をしたと思っている。あと彼らが勝つ案件は、”自社のブログサービスを使っている芸能人に記事を書いてもらえる” とか自社媒体を激安で提案してる時ぐらいだ。

    この件については “新たな土俵” が出来たのは事実だが、こちらからすると戦う相手ではないし、そもそも自分は誰とも戦わなくて良いと思うかな。(競合プレで戦うのはまた別)

    とは言え、相手から喧嘩売られる場合もあるので、その際は勝たないまでも負けたら死んでしまう。ま、自分に喧嘩売るようなタイプは脳みそ筋肉みたいなタイプが多いので、いずれ尻尾が出るまで時間の経過を待てば終わる。しかし長期間付き合うのは燃費が悪いので、相手が寝てる間に蚊のように血を吸って次の場所へ移動する感じかな。

    この発想は完全にCRISTIAN VOGELの影響だがw 自分の強さなんて人間に対する蚊程度だろうw ただしムカつきさ加減も蚊並だw

  37. 年功序列の安心感の中で、ぬくぬく過ごしていては、本当の実力は発揮されないと思っています。(藤田)
  38. 年功序列も功罪両方あると思う。やはり時間軸が多い事だけで視点の広さ等がある場合は多い。(効率的な時間かどうか?先に繋げられるか?はそれぞれだが)そして年功序列が保証されている程度で安心する人間に実力も何ももない感じもするなw

  39. 勝った時こそ冷静になり、ここは次の負けを招く要因が潜んでいると思わねばならない。成功体験は成功した瞬間に捨て去るのが、一番美しい。成功は一通過点であり、すぐゼロに戻すのが健全なのだ。(見城)
  40. これは超同意だな。なんだか自分は “その筋の巨匠” として見られているらしい が、そぉいう生き様をヤル気は無い。そもそもまだその筋では1作しか出してないのに、巨匠扱いになるとは・・・。勢いあまって “何も世に出さなければ巨匠にならなくて済む” とか考えてしまうなw

  41. 大衆は、自分たちが行けない世界、なれない存在に渇するような興味を覚える。一方で、そこには行けず、そうなれない自分に安心をおぼえる。この矛盾こそが、大衆の本性なのだ。(見城)
  42. まぁ近くの人とおしゃべりが出来さえすれば良いのだと思う。

    自分はそぉいう意味では何に興味があって、そうなってなくて安心してるのかな?後者は “金持ちじゃないけど責任が無い自分が最高だと思っている” と言えるが、何に憧れてたりするかなぁ?芸能人とか金持ちとか、金の面で自由度が違うのは事実だが、東京に生きる上では生活レベルはそう大差ないと思うし・・・。(捉え方次第だけども)

    昔は金持ちや芸能人とも遊んでたから、そういった人達の生活は知ってるし、その世界には行った事あるから、”見てみたい” という衝動なんて無いしなぁ。

    今の生き方を続けた結果のイメージはあるが、それは憧れ等ではなくて、”そうなってなくてはならないイメージ” だ。私利私欲での “ならなければ” ではなくて、自分と接点を持った人が未来の自分を見てがっかりしないような生き様をしていたいだけかも。

  43. この世にあるものなど、誰もわざわざ見たいとは思わない。人が見たいのは、この世あらざるもの、つまり、非日常的、非現実的なものだ。

    ケネディ暗殺、あさま山荘事件、9・11・・・・・・。それらを放送したテレビに、誰もが釘付けになった。そこには、平凡な日常を大きく逸脱した世界が映し出されていたからだ。

    人気のあるバラエティ番組も同じである。ホモセクシュアル、超能力者、おバカなタレント、大食い・・・・・・・。出演者は皆、この世あらざる人々だ。テレビマンたちは、視聴率をあげるため、無意識のうちに大衆の欲望を見抜き、彼らをキャスティングしている。

    テレビの世界にあらわれたこの事実は、現代に限られたものではない。

    僕は、江戸時代、二百数十年も平和が続いたのは、歌舞伎があったからだと思っている。幕府は当初、風紀を乱すとして歌舞伎を禁止したが、のちに、中村座、市村座、森田座の三座に限り、上演を許した。これは大衆のエネルギーを芝居小屋で発散させることで、叛乱を抑止する効果があると考えたからだろう。

    今でこそ歌舞伎は、高尚な伝統芸能とされ、市川海老蔵が暴行事件を起こしたりすると、大騒ぎになるが、彼の祖先初代団十郎が舞台で相手役に刺し殺されていることからもわかるように、本来はもっとどぎつく、刺激的なものだった。当時の芝居小屋には、今よりずっと猥雑なエネルギーが渦巻いていたにちがいない。流行も文化も情報もそこから発信された。

    古代ローマが四百五十年も続き、大方平和だったのは、コロッセウムによるところが大きい。そこでは剣闘士が相手や猛獣と命がけで戦い、五万人の観客が熱狂した。エンターテインメントの原型である。これもまた反乱を抑えるための、為政者の知恵だろう。

    「この世あらざるもの」とは、日常性を突き抜けたところで、オリジナリティを獲得した極端なものである。大衆はそれにどうしようもなく惹きつけられる。

    「この世あらざるもの」をどう作るか。これを常に考えていれば、たいていのエンターテインメント・ビジネスはうまくゆくだろう。

    僕もまた、いつもこれを考えている。(見城)

  44. “「人が魅了されるもの」=「この世あらざるもの」” 的な事を自分も昔から言っているだけに普通に同意。面白いのは歌舞伎の指摘だ。

    当時の歌舞伎と今のクラブは似たような状況にあると言える。まぁ今のクラブは風営法規制以前に半死なので、また違う面もあるが・・・。

    ここで気付いておきたいのは、歌舞伎初期にもダンシング的娯楽はあっただろう。しかし “クラブは文化発祥の場。ダンシングは必須” というが、客のダンシングが無い(と思われる)歌舞伎は文化発祥の場だったのだ。

    時代が違うので並列な比較は難しいが、現代においてダンシング抜きの文化発祥の場作りは可能であるハズと言えるな。

  45. 鮮やかな成功を得たいなら、世間や業界が何を無謀と思うかを考えればいい。そこから逆算して、計画を練ればいいのだ。(見城)
  46. 自分がエロ施策ばかり妄想するのは、この見城氏の言葉通りだw

  47. 多くの人は、すでに売れたものを研究して、自分も売れるものを作ろうとする。しかし、そんなことでは、大したヒットは生まれない。ヒットの条件はただ一つ、どれだけ「極端」があるか。僕が手掛けた本で、ヒットしたものに共通するのは、内容にも売り方にも、これまでになかった極端さがあるということである。僕が、会議で出された企画を却下する時のセリフは、たいてい決まっている。

    「こんな本、これまでにいっぱいあるよ」

    前例のない極端なものを打ち出すのは、もちろん苦しい。ヒットを出すのも地獄、出した後も地獄ということなのだ。しかし、それは正しいということだ。(見城)

  48. その売れた研究も表面的な場合が多い気がするな。モノであれば “色” とか “素材” とか、その程度で終わっている場合があると思う。その上での体験がどうなのかの洞察が薄い感じするな。

    成功事例はその時点での「極端」であった訳で、そのまま追従するならあとは値段競争にしかならないだろうな。

  49. 「俺はまだ闘える」と思えること、それだけが大切である。逆に、その感覚を失った自分は、想像するだけで恐ろしい。仕事もプライベートもたるみ切り、僕は生きることへの張り合いをなくしてしまうだろう。(見城)
  50. 今のところ自分は 「もうダメっぽい・・・」といった感情は無いな。ある種、今以上にダメになる事なんて無いし、その上で、そう最悪な状況にもなってないので、どう転んでも上がる事しか無いと思ってるなぁ。(手取りは子会社のおっさんの思惑によりまた別の話だが)自分はまだ若いのかな。

  51. たとえばゴルフで、パープレーで回れるようになることを目標に頑張り始めた人がいるとしましょう。ある時神様が、ふと気まぐれで、まだまだ実力不足の彼を突然パープレーで回れるようにしてくれた。そうなった時に、彼は喜びを感じるでしょうか? 僕なら、うれしくもなんともない。そもそもその間まったくゴルフをしていないのですから。下手だった自分が、少しずつ上手くなる過程こそが面白くてたまらないのです。(藤田)
  52. ⇒その通りだが、例えが普通のおっさんだなw

    重要なのは、自分自身が成長するのもそうだが、”共に成長している” 瞬間の共有が重要だろう。AKBや初音ミクの生態系がそぉいう事だと思う。

  53. 身近にレベルの高いライバルがいれば、負けられないと思って頑張るし、逆に、周りがみんな低レベルだったら、こんなものかと安心してしまう。作家でもミュージシャンでも、そうなのではないでしょうか。こういうことは重要ではなさそうに見えて、実はそれが成否を分けている気がします。(藤田)
  54. まぁ、初期騒動を作るにはそうだろうな。自分も時々欲する事があるし、必ずライバルというか、目の敵は設定しているな。(設定以前の人達も多いが・・・)でもよく言われる事だけど、ライバルは自分自信だろうなぁ。

AZZLOと見城氏は同じようなコト言ってる

藤田氏のコメントにも付箋を付けていたが、今見ると何でも無い事が多かった・・・w 見城氏の方が極端でずっと面白いな。

で、見城氏の言葉は、もっと幼稚な言葉ではあるが、自分も昔からほとんど同じような事を発言していて、いわゆる会社員の上流よりも資本主義的に成功している見城氏と似た事を言っている自分を確認したのは、ひとつ安心材料と思ったかな。

自分も相当極端な評判が多いが見城氏程ではないな。もっと身をよじらないと だなw

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