-読書感想- 無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉 / 堤 清二、三浦 展

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無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉 / 堤 清二、三浦 展

2009/7発売。2014年9月頃の読書。

2013年まとめ (仕事2) -肉体を全うするという事-

で書いたように、”創造とマネタイズを両立するにはアートへの投資が必要” みたいな事に気付いた最中にぶち当たったのが、セゾンのボスであった堤清二。

自分が好きだったTOKYOというのは、TOKYOではなく東京でもなく、TOKIOだった気がしている・・・w

という気付きからも、追っかけていくと、TOKIOとは堤清二の事だったw

非常に気になるおっさんだからこそ

軽井沢・草津行ってきた (´ー`) 1 (堤清二 / 辻井喬 オマージュ展)

AZZLOにしては非常に珍しくリアルな行動で追いかけているおっさんである。

本は小説含めていっぱい出ているが、一番ライトに読めそうなこの本を手に取った。


1:私はマーケッターである前に市民です、人間です、人の親です、個人です (三浦展)

っ・・・w 当たり前体操w

広告代理店は、この当たり前体操を忘れているよな。某有名企業に勤める人と飲んだ際に

「広告代理店のプレゼンは “お前がコンペで勝とうとしている” のはよく伝わる。しかしこっち側企業の成功を望んでいるようには到底思えない。代理店のプレゼンは信用しない」

って言われたが象徴する意見だと思うな。

2:日本人は権力に従順。もともとそうだったんじゃないんですよね。昔は反乱も起こしたし、一揆は方々にあったし。生きていけなくなるまで追いつめられないとだめなのかなあ。(堤清二)

“お上がなんとかしてくれるハズ” ロジックを戦後に植え込んだから、追い詰められても無理だと思うw

織田信長などの戦国武将系コンテンツが多い事によって

「俺ら日本人は優秀で勇ましい!!!・・・オレは農民だ・か・ら・・・偉い人は優秀なハズぅ!!!」

となっていて、自分事化無いからな。

3:ある企業が、自由が丘のマダムたちにヒアリング調査をしたところ、BMWの買い替えをやめて、二〇万円の自転車を買った、というようなことが起きているらしい。実際、その方がいまはかっこよく見える。五〇〇万円のBMWを二〇〇万円の一般車に買い換えたくはない。むしろ、二〇万円の自転車のもたらす満足感の方が、二〇〇万円の車のもたらす 「どうでもいい感」 よりも、はるかにハッピーだということです。(三浦展)

AZZLOはそんな買い物ばかりだな。実際チャリは15万円ベースにメンテ・カスタムしてるし、PCの電源パーツや SATAケーブルまで拘る しw

なんで自由が丘のマダムがAZZLO化?w してるんだろうな。高めのチャリ屋が増えて目に留まるようになったというのはあるだろうが。

4:田中角栄は、食糧の自給率を高めようとしたので、俗説ですが、日本が自立することをアメリカが嫌って、突然ロッキードの資料がころがり出てきた。つまり、田中角栄は、日本を自立させようとしてアメリカに刺された。(三浦展)

日本が自立したら、また戦争しそうな人種だったからな。

ま、今からだったらもう戦争しないかな。”言いなり人間育成教育” を通過した人たちが大半になったから、もう大丈夫だろうw

5:「敵ながらあっぱれ」 という思想があってこその武士道だと思うけれども、そういう気持ちにさせないのは自民党も民主党も同じかもしれない。「政治献金はよくありません」 って、三〇年前から同じことしか言ってない。時間が止まっている。(堤清二)

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AZZLOは政治献金別に良いと思う。”ちょい悪” というグレーゾーンで潜伏されるより “極悪” は明確な方が分かりやすいw “極悪” の方が規律や正義感あったりするしなw

献金に値しない働きしか出来ない政治家なら沙汰されるだろうし。(ここがスムースにいかないのが難しいのだが)

献金とかクリーンじゃないお金が動いてたから経済活発だった側面は否定出来ないと思う。そぉいうの規制してマルサで吸い上げてたら、”回る装置を破壊” してるようなもんだと思う。

6:いままでは、サラリーマンでも工場労働者でも、自分のかなりの部分を企業や職場共同体にコミットさせていた。しかし、それが希薄になってきていた。年功序列制や終身雇用制の崩壊と踵を接するように、労働者の気持ちが企業や職場共同体から離れ始めていたから。(堤清二)

そしてネットによって “ニッチな趣向でも繋がれる” 状態が出来たからな。そしてAZZLOに多く発生しているが

“偉いおっさんが時代変化を読めてないし読もうとしない。優秀なハズなのに停滞してる”

も全体的に多く影響があると思う。

戦国時代の様にドラスティックに攻められはしないが、毎年95%決算で 「まぁ・・・微減だね♪」 で10年経ったら、かなりの縮小になるのだが・・・w

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81.4
77.3
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69.7
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62.8
59.6

10年で4割減になるw 当たり前体操な計算なんだがな。

7:それにしても、派遣労働者を非正規労働者と呼んで平気でいるメディアなどの言語感覚がわたしには理解できない。この名称は、派遣は切られてもしょうがない、正規ではないのだから、という差別意識が見え見えです。(堤清二)

派遣社員とか契約社員って本来は

“既存社員では出来ない事を、専門性を強く持っている、すなわちスキルがある人に助けて頂く”

という事なんだと思うんだよな。よって

「助かりました。もう大丈夫です♪」

というお別れがあるのだと思う。

一時的に助けて頂くのだから、そら手取りのギャラは通常社員よりも高くなければならないと思うんだけどな。

契約のルールを都合よく活用する人材派遣会社が問題だと思う。

そして今の人材派遣会社に頼る企業は、そもそも “どんな役割で人を増やしたいのか” も整理出来てないだろうなぁ。

8:いま、二〇代の女性は結婚・出産後仕事を辞めたいという人が増えているようですね。それは、内閣府の調査結果を過去三回分、並べてみるとわかる。しかし、一年分見てたらわからない。内閣府もあえてそれを公表したくない。新聞記者も疑ってかからない。男女平等で、女性で働く人が増えているということしか書かない。でも、若い女性が保守化しているかもしれないという現実を書かなければ面白くないんです。せめて、そういうことに勘の働きそうな学者に意見を聞くということが、最低限の良心でしょう。(三浦展)

様々な傾向のデータがあって

“働きたい女性が増えている”

というデータもある。しかしAZZLOはコレは本音ではない印象を持っている。

女性の立場って時代でかなり変化していて、近年・今後に仕込み予定されているのは

“女性も働けば人口減に伴う経済縮小が軽減出来る”

これがコアで 「女性も家事だけでなく仕事で自己実現♪」 的なお仕着せが加速している様に思う。

もちろん本気で家庭以外の取り組みをしたい女性もいるが、どっちかというと少数派だと感じる。

男性も一定の年齢を超えた人は “子ども (後輩) の可能性を伸ばしたい” という感情を担保出来る事には前向きだし、女性は “ヒトの最初の時点から一緒” な訳でより強いのだと思う。

よって “育児と旦那のお世話こそが未来に寄与している” に繋がりそうな “主婦” というのが女性が一番自尊心の担保が出来る立場な気がする。

「女は家庭に入ってろよ!!!」

的な男尊女卑ではなくて、女性は

「私の楽しみの為に、旦那は金は担保しろよ!お前の “家庭を守る正義感” に寄与してやってんだしさ!!!」

ぐらいの上から目線であるべきだと思うw

結局どう転んでも、男はおっぱいとおま○こが大好きで逆らえないのだからw

故に 「王子様来ないかな~♪」 的なシンデレラロジックは、むしろ女性を不幸にするものだと思う。

「ありのぉ~~ぉ~♪ ままでぇ~~~♪」 なアナ雪も同様。「何がありのままなのか?」 を考えさせるのが有難迷惑だと思うw そして整理出来ている人・考えている人を排除しないのが良い。

May J.もそれしか歌えない、他の曲だと反応無しな観客に、既に困っているだろうし。

9:セゾン文化が論壇誌をつぶした(笑い)。罪は重い。セゾン文化、パルコ文化は、本質的には、サブカルチャーのもっているカウンター・カルチャー的な性質を備えていたんです。ただ、それがあまりにも受けちゃったもんだから、カウンター・カルチャー的な要素が弱まって、軽いノリの方ばかりが広がったという面がある。(堤清二)

“ジェフミルズぱくりDJ” が現場でDJしている、何の提案もなくなったテクノ・クラブと似てるなw

とは言え論壇誌の役割はネット上、特にニコニコ動画が引き継いでる部分あると思う。

ま、何でも必ず表面的なスタイルパクりが横行して終わっていくんだよな。
 

10:官僚主義の本質とは何か。官僚主義には、国の利益も地域の利益も何もない。自分自身の身の安全だけ。(堤清二)

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まぁそぉいう生き方を選択したい人が存在するのは別に良いのだが、”お上” に居ると物事が動かないんだよな。

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競合が国内だけだったら、まぁ1世代は逃げ切れるかもしれないが、今後はアベノミクスの海外資本流入促進の目論見からして、海外企業がかっさらっていく可能性は非常に高いんだよなぁ。

itunesストア的な事が、他の領域でも今後多発していく様に思う。

11:やっているうちに、あれっ、というふうに疑問に思ってしまうのがわたしの悪いところ(笑)。これを疑問に思わなければ勲章ということになるんでしょう。疑問に思うから、それを壊したくなる。(堤清二)

気付かないとヒトとして精度低いからな。あるべき性だとAZZLOは思う。

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これやらないと、都度言い訳し続ける生き様になるだろうしな。言い訳したくなければ最初から辻褄合っていそうな言動をせざるをえなくなる。途中経過として思考が整理されるからな。

12:わたしの考えでは、商店街や中心市街地はコミュニティ (共同体) というよりソサエティ (社会) なんです。それらを守らなければいけないのは、それがソサエティだから。つまり、商店街や中心市街地が消えるということは、社会が消えることである。そして、企業と消費するだけの人間と国家だけが残る。社会はない。(三浦展)

“社会” は定義が広いので “企業と消費するだけの人間と国家だけの社会” とも言えるからなぁw

商店街の個人商店は個性ない商品を並べて定価で売ってる事が多い訳で、生活者視点の消費軸で考えたら直接的にはメリット無いだろうなw

更に商店街の “女性下着店” とかで下着買う女性の心理よ~わからん。外の空気に触れまくった上の下着だからなw そら一回洗濯してから使うのだろし、施設内で売ってても衛生的に大差ないのが現実ではあるがw

純粋な生活者視点としては、商店街は通過点だっただけな気がするな。みんなイオンの周りに住めば、過去とほぼ同じような状況な訳なんだから。現在は過去との歪が目立っているだけの事象に感じる。

13:(ケータイ小説について) 舞台は都市部ではなくて地方です。地方だけれども田園地帯ではなくて、どうもあたりにショッピング・モールみたいなものがありそうな感じがする。もちろん性風俗もあったりする。これは、いま日本のロードサイドのそこかに見られる風景です。こうした地方の風土の変質と均質化が、携帯小説が売れる土壌になっている。実際、日本中でくまなく売れるそうです。(三浦展)

風景はより均質化されたのだろうが、日本は比較的、近代以前から均質化されてた感じする。

むしろちょっと前は “100万枚以上同じCDが買われる” ぐらい趣向も均質化されてた訳で、今は不揃いになってきていると思う。とは言え

“その瞬間で均質化している箇所”

というのは、時代どころか瞬間ごとにあるとは思うな。

“実らない恋心・駆け引き”

なんて、源氏物語からの超セオリーな手法な訳だしw

14:もっと人間にとって本質的な要素がそこにある。古い社会だから個人がなかった、のではなくて、古いのに、いや、古いからこそ個人があった、のではないか。いまは全部、売れる売れないの論理で動いてしまっている。そういう論理というのは、結局、最大公約数的になってしまうものです。(三浦展)

なってるなw

鶏卵だが、生活者自ら “属性” を探してたりするからな。

と、同時に 「おいしい食べ物は好き」 的な金関係ない当たり前な共通性もある訳で、AZZLO的には “人はより良いSEXしたい為だけに生きてる” 思考基軸がある。

そぉいう普遍的な事からは目を背けて、ちまちましたマーケティングという労働疲弊履歴で停滞している様に感じる。

エロ軸で言うとならば “全員おっぱいが好き!おっぱい分かりやすいのは巨乳♪” になりがちであり、”貧乳好きも居る” というのを忘れて 2次元的思考で短絡的だと思う。

15:堤さんが経営者でいらっしゃった頃、百貨店には文化があった、と言えると思います。文化催事なども積極的に進められていました。イオンとかになりますと、そういうものが何もない。そこが決定的に違います。(三浦展)

幼少の頃を思い出すと、どこの百貨店も “なんちゃら展” みたいなポスターが入り口に張ってあった気がするな。「なんでモノ売るだけのスペースでアートとかやんのぉ?」 って思ってたかも。

その点、イオン的な場所は、ひたすらに実用性だな。

近年の商業施設では 「文化発信基地として・・・」 みたいなお決まり台詞を聞く事が多いが、何発信してるのか全然AZZLOは知らないんだよなw ニュースにもならないしw

おそらくセゾン・西武百貨店を考えると、”百貨店内” はそら売り場でしかなかったのだが、施設外への投資があったと思う。トレヴィル (出版社) とかやってた訳だし。

対して昨今の 「文化発信基地として・・・」 な商業施設は “スノッブな雰囲気のする売り場” として勘違い継承してるだけに思えるかな。

スノッブ層から金を巻き上げる為の狙いだったら良いが、本気で “文化発信基地” と思ってたら、”犬が自分のしっぽ追いかける的事象” だなw

16:美術館の地域の中でのあり方を勉強しなければと思っています。というのは、「いい美術品があるぞ。恐れ入ったか。心して見ていけ」 みたいな感じのところが多い。そういう美術館があるのは仕方がないけれども、もっと地域とコミュニケーションのある美術館、あるいは美術館的な空間があってもいいのではないかと、思い始めています。(堤清二)

軽井沢のセゾン美術館は、車じゃないと行けない感じの場所だったが、中にカフェあって普通ぅ~~な旅行ファッションの人たちや、家族連れなんかも居た。グッズの売り場も小さくてスノッブ臭なかった。

そして 「帰ってきたぁ~♪」 感あったな。ま、そんなテンションだったからというのもあるがw

六本木ヒルズの森美術館とかはその真逆で 「恐れ入ったか。心して見ていけ」 だなw

17:いわゆる二流以下の大学の学生ほど、一つのことしか知らない。昔なら、東大生は秀才で一つのことしか知らなくて、早稲田ぐらいがちょうどいい、というイメージでしたが、それも怪しくなってきた。ある大学の先生の話ですが、大学の図書館にピカソの絵が飾ってあったので、「これはピカソの絵ですよ」 と言ったら、学生たちが 「ピカソって誰ですか?」(笑)。(三浦展)

ありうるな (笑)(堤清二)

ピカソ知ってるかどうかはどうでも良くて、見た上で何を感じるか?の方が大事だと思うな。そして知らない時に知ったかぶりしないのが良いと思う。改めて大学ごとの印象を書いてみるが

東大はトップ学歴な訳だから、コンプレックスが無くて素直な人多い気がするな。ノブレス・オブリージュ知ってそう。AZZLOが変な事言っても 「ま・・・w そぉいうのもありますよねwww」 と返してくれる感じw

早稲田は “ノリが良い” とは言えて、普通の組織では一番馴染めるキャラの傾向が強い気がする。言いなり奴隷として活用するには一番良い印象。

慶応は一番 “論理性高くて勉強出来る系” だけど、同時にスノッブ臭が強いなw

18:日本は相当高い食文化をもっているはずなのに、なぜファストフードが燎原の火のごとく広がったのか。これは食文化論として、たいへんな重要なテーマだと思いますね。(堤清二)

“食事に時間をかける人は暇な人”

的なイメージ作りの上で経済市場拡大したかったんじゃないかなぁ?

そして日本人が日本食を食べなくなる分、食材を高く海外に売りたかったんじゃないかなぁ?

19:生活の二四時間化が日本人の暮らしをすごくゆとりのない、貧しいものにしたと思います。これがわたしのファスト風土論のテーマの一つでもありますが。本来スーパーでもコンビニでも百貨店でも、人々の生活を豊かにするためにあるはずです。しかし正月も休まず二四時間営業となると、働く方は生活が解体していく。買う方も、生活にゆとりや落ち着きが、かえってなくなっていく。生活を愛せない人が増えたと思うんです。(三浦展)

元旦セールとかは、買う側にも迷惑だろうからなぁw 目先の経済の為に犠牲にする事が増えたのはAZZLOの世代でも感じる変化だ。

20:「体制」 というものを考えたことのない、まじめなビジネスマンが揃っているところで、「反体制」 なんて言うと、みんなびっくりしちゃうんですね。でも、ビジネス上は、わからなくなって、かえってよかったかもしれない (笑)。(堤清二)

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そもそも “従業員” であれば、体制もろもろ与えられるもので変えれるものという概念が無いからな。

21:決まって勉強していない政治家が、「伝統を重んじろ」 って言うんですよ。これは困る。こんなこと言われたら、若者が伝統嫌いになってしまいます。本当の伝統というのは、「伝統を打倒してやろう」 というエネルギーが働いて初めて生気を吹き返すもの。上から、「君が代を歌え。国旗を仰げ、両親を大事にしろ」 なんていうのは、結局、教育勅語に行き着きかねない。(堤清二)

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多くの場合伝統とか文化って “過去に作られたモノ・過去の習慣” なだけで、今それを重んじたら、どう良くなるのか全く分からないもんだからなw

そして真面目に伝統を重んじて調べたら 「伝統を打倒する伝統が重要な伝統でした・・・」 という事になると思うw

規律・思想として普遍的な事はあるハズだが、スタイルの伝統は変えていかないとな。今から “縄でウンコ拭き取る” を誰が望むだろうか?w

22:社名がないと通用しない人は、有印。外国の人と議論していると、「○○さん」 とは言うけれども、「○○会社の○○さん」 とは言いませんよね。「電通の山田さん」 とか 「博報堂の木下さん」 という言い方はしないですよ。そういう意味でも、その人が社会の中の存在として自立しているかどうか、無印人間かブランド人間かは、その人を見るときの基準になります。会社の名前はブランドと同じ。「よく言うようなあ。自分ではブランドを五〇も輸入して儲けておいて、今度は反ブランドでまた儲けようというのか」 と言われると、相すみません、という感じ (笑)(堤清二)

“サラリーマンは企業の歯車だから” という理由があるかもな。その人が辞めても大丈夫な範囲しかやってない訳だからw

「○○広告のAZZLOですっ♪」

っつって名詞出すと背筋が正しくなる人とかホント信用出来ないんだよなw AZZLOが電通か博報堂だったらまだ分かるんが・・・w

23:お金持ちのところにはこっちは興味ないわけ。新進の、まだ食うや食わずのアーティストの卵がいるところの方が好きなんだなあ。そういうところを歩きたい。(堤清二)

堤清二自身が “電鉄もらえると思ってたのがまさかの三流デパートしか貰えなかった” 挫折を知っているからだろうな。

成り上がりよりも、元が高い所に居た上で転落してるからw その落差は激しかったんだろうと思う。

そぉいえば 新宿南口の高島屋の場所がまだ更地だった頃、西武百貨店も出店意向を表明して、新宿南口まで西武新宿線が延長する案 があったみたいだが、仲が悪いと評判の弟 (西武HD) とそぉいう時は力を合わせたのかなぁ。

24:日本人は、ことにビジネスマンはほとんど実行しないみたいだけれど、その国を知りたいと思ったら、たとえばアメリカだったらウォール・ストリートとワシントンにだけ行ってたって、絶対だめ。都会で言えば、ソーホーみたいなところだとか、できれば、車で地方に行きなさい、って言うんですね。車で地方に行かなかったら、大きい国は絶対にわからない。(堤清二)

AZZLOは田舎 (実家)というのが無く、今のセントラル暮らし以外を見る機会が非常に少ないので、SAYAちゃんに会いに高崎に通うのは、マーケッターとして凄い良い経験だったもんな。

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こんな景色が日常な人たちの方が多いハズなんだよな。

25:絶対に一人でないといけない。ただ、何かを探して、やむをえず歩くことが多いですけどね。それからテレビなどで見て、「一度行ってみよう」 という感じ。できれば、同じ街を三年に一度ずつくらい歩きたい。(堤清二)

20代の頃によくやっていた目的の無い散歩は、色々な発見があったなぁ。東京が更に嫌いになってきて引き篭もりになって全然やってないが・・・。(都内で電車にも乗りたくない)

26:上流の人にもいろいろと苦労はあるでしょうが、彼らは黙っているんですよ。下流の人は、「俺は下流だけれど自由だぜ。そういう誇りの方が大事だ」 などと、つい言ってしまう。自分流で、しかも下流でなかったら、もっといいんじゃないの、というのは嫌味にしかならない。 (堤清二)

www。それAZZLOだw

いずれにしても、普通な会社の上流は苦労の方が多いように感じるな。年収700万~3000万あたりが、手取りと責任のバランス悪い感じする。

27:いまの若い男性は趣味がものすごく少ない。ゲームしかしないんですから。いま、映画館も美術館も、来ているのは女性です。本を買ったり、いい服を着るのが快楽であったとすれば、そういうものが失われつつあるいま、男性は何に快楽を求めているのだろうか。(堤清二)

ニコニコ動画 (笑)。お笑いとか。非日常で、「がんばった感がないもの」、あたりですね。(三浦展)

そうなると、人間退化しないかと心配になりますね。(堤清二)

文化的にね。おじさんとしては、若い人たちにもっと文化を教えなくてはならないと思っています。ピカソを知らないなんて、セゾン美術館が成り立ちませんよ。(三浦展)

まぁ美術館のマネタイズは難しいだろうが、役割を終えて頂くのも文化なんじゃないだろうか?w

そもそも文化って美術館に格納される前に既に露出しているコトだと思う。

“コンピレーションアルバム” の大半が既に終わっている事と同様かな。”ごった煮コンピレーション” は今に近いけどな。

“文化を教える” ってのもよくわかんないな。文化はリアルタイムに発生している事でしかないのでw “記録をオススメする” だったら出来るけどな。

“がんばった感がないもの” や “お笑い” は、狙ってやってる訳で、狙いを達成できるアウトプットは好みは別として良い創作活動だと思う。

ニコニコ動画も、趣味のニッチ促進がネット普及しかり起きている中で “共有体験” は薄いけど出来るんだから、無いよりは良いと思う。ホントはリアルで偶発的に体験出来るのがベストではあるが。

ゲームについては、若い男子において男性的 “狩” のモチベーションはリアルでは 「あれダメこれダメ」 だからゲームに走るのだと思う。

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現実ではスキルアップしても、大きなフィードバックがないし (給料上がらないモテない)、そもそもミッションが面白くないんだろうな。ゲームだと 「姫を助ける」 とか困っている人や姫をさらった敵があるからモチベーションが続くのだが。

大半の労働は

“ジャイアンコンサートの仕込み業務” (椅子セッティングしたり・・・)

みたいなもんだから、通常は、やる気起きる訳がないし自慢したい事にもならないw

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ミッションも微妙でモチベーション上がらない上に、上司にdisられたりしてれば、そら設計されたゲームに没頭するのも理解出来るんだよな。

これは若者がダメなんではなくて、ポジティブな設計をしない・阻害する利己的なおっさん達のせいだと思う。

28:「わたしは日本社会に生まれたばかりに、あらゆる可能性の芽を摘まれた、という思いがあるの」 と言うんですね。日本は、女性が才能や能力を発揮しづらい社会なんですね。※堤清二の妹の発言 (堤清二)

そぉいうケースもあるが、全女性には適応出来ないと思う。”子育てこそが満足” という女性だって居る。

今の若い女性は 「ワタシの可能性とかやりたい事ってなんなんだろう・・・?」 ってな事で悶々として苦しんでいる人が非常に多いように見える。

“ワタシの可能性” に早く気付た・整理出来た人は、近代の日本では確かに “摘まれた” 部分はあると思うが、「”知らぬが仏” で良いんですか?」 という投げかけはありがた迷惑に機能する場合もあるw

29:男性の場合は、それこそ三井や三菱などの大企業ではとても雇ってもらえそうにない連中がいっぱいいた (笑)。わたしは、セゾングループがかなりの数のフリーターを吸収していたと思いますね。逆に言うと、セゾンがなくなったからフリーターが増えた (笑い)。七〇年代だったら、それこそ高円寺で古着屋を始めるとか、西荻で喫茶店を始めるとかできた。八〇年代は会社の金で遊べた (笑)。九〇年代以降は遊びようがない。「生きづらさ」 なんていう言葉が流行っていて気持ちが悪いですが、実際、社会に隙間がない。なので、生きづらいというのも無理はないかと。(三浦展)

そぉいう人たちの “収容所” 的な “成人の幼稚園” 的な場所は必要だと思う。

某チームの人が言ってたが 「ウチは社会不適合者ばっかだからw すぐにAZZLOさんの言ってる要望に対応は難しいのよwww」 ってな事言ってる企業が成長してるからな。

そして多くの人にとって生活は娯楽も含めて “タスク” って感じするな。

facebookでリア充アピールして、人の投稿にいいね!して、カノジョが出来ても仕事忙しくて文句言われw 息抜きで出会い系やってサクラとのやり取りに疲弊してw ハロウィンは仮装しなくちゃならないし、クリスマスイブは女子を誘わないといけないし、相手が居なければ友達と集わなければならない・・・w

経済の駒って感じするな~・・・w

30:一九世紀アメリカのキャサリン・ビーチャー (『アンクル・トムの小屋』 の著者ストウ婦人の姉) の 『家庭経営論』 (一八四一年) では、主婦とは、家政という経営を任された非常に優れた女性の仕事である、と主張されたようです。もちろんその時代から、一方では家に閉じ込められているという面もあったでしょうが、むしろ主婦という立場は、当時は女性の解放だったんですよね。しかし戦後、「自己実現」 「個人の自由」 という意識が拡大して、これは本当の自由ではない、という意識が強まった。

そうした意識の強まりと同時に、家電製品の浸透などがあり、女性に暇ができた。自分で家事をしていたときには、家事労働を通じて家をコントロールしているという喜びがあったかもしれませんが、全部機械がやってくれるようになるとそれがなくなって、かえって空しくなる。 (堤清二)

AZZLOは “主婦とは、家政という経営を任された非常に優れた女性の仕事” だと思うな。

子どもの物理的世話ではなく、人格育成に密接なポジションだし、

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旦那にもおっぱい×おま○こでやる気を出させる訳だしなw

主婦の心の充足という面では

11:ホットケーキミックスは、当初の狙いと逆行するようだが、卵を入れなければつくれないように商品を設計しなおした。その結果、急に売れるようになったという。

技術的には省略することができるにもかかわらず、「卵を用意して加える」 というひと手間をわざわざ増やしたことで、それが主婦には料理に関与した充足感を与え、怠けているわけではないという自分自身への言い訳を成り立たせたのである。

な訳で、現代は心の充足と引き換えに経済を回しているんだよな。

凄く真面目に考えているのだが、経済と心の充足をポジティブに回すには “女性のフェラテクニック” の向上が一番キクんじゃないかなぁ?w 義務教育で取り入れた方が良い気がする。

31:ソニーの盛田昭夫さんが、「堤さん、不眠都市を作るんだ。もうたいていのマーケティングは開拓されちゃった。開拓が遅れているのは、人間の寝ている時間だよ。その時間に活動させれば、少なくてもあと三分の一くらいマーケットが広がる」と。わたしは、「それはどうなんですかね。ちょっと理解できないな」 と、喧嘩みたいになった (笑)。 (堤清二)

これは池袋のサンシャイン60を作る前の議論らしいのだが、ファミリーマートしかり結果的に不眠都市になったよな。

そして 今後は、アカウント経済圏を作ることだとAZZLOは思う。今の言葉で言うならば “大量のワトソンの社会” をリアルと別に作れば、とりあえず経済圏がもう一つ出来るw しかも短期に無限に拡大出来るw

ソーシャルゲームって半分そぉいう事だよな。

32:わたしは、六本木ヒルズも表参道ヒルズも、「都市のイオン・モール」 だと言っています (笑)。客を一切外部から遮断し、内側だけ見て歩いて、ものを買って帰ってください、そういう構造ですよね。~中略~

品川でも大崎でも、開発はみんなそういうパッケージ型。パッケージ型の対局がパッサージュ型です。パッサージュ (街路) をどんどんなくしていって、みんなパッケージの中に閉じ込めるというモール型手法が都市にまで及んでくるのは問題だと思う。都市はパッサージュ的でなければいけないんです。駅ビルもいまは駅地下、駅中開発によって、どんどんパッケージになってしまった。JRも悪い。駅から出さない、全部駅の中ですませさせるという、開発の仕方になっている。そういうふうになっていくと、都市文化の衰退につながると思います。(三浦展)

同感ですね。パッケージ型商業ビルは、「誤れるモダニズム」 だと思いますね。ここはビジネス街、ここはショッピング街、ここはレジデンス街、という分け方自体が人間性に反する。ビジネス街は、夜になれば人気がなくなり、死の街になる。強盗事件が起こっても誰もわからない。 (堤清二)

さすがに表参道ヒルズが出来た時に 「商業施設もう要らねぇよ・・・」 と思ったな。中入った事ないし、渋谷ヒカリエも中入った事ないw

大宮の駅ナカとか 「!?オレ改札出てたっけかぁ?」 と混乱するほど充実していて、新幹線の乗り換えで15分ほど時間があるとかの時に便利なんだが、そもそも地面に降りてない訳で土地を感じない移動になった気がした。

東口とか泥臭くて面白いんだけどな。

表参道の駅ナカはアホだと思うw 人多くて地下鉄の空気が紛れている場所で飯とか食いたくないw 小奇麗なお姉ちゃんばっかなだけに、余計理解出来ないw ネーミングも中途半端に響きが綺麗なだけにダサいw

地下で完結出来るから “シェルター” とかパッと思いつくが、”女性向けだから生理用品みたいなネーミング” は女性を馬鹿にしてる気がする。”女だからピンク” とかも同様。

この事象は “必ず開発会社が儲かる仕組み” の為に “一つの建物にしちゃえ♪” という目論見なんだと思う。

四半世紀尺度のビジネスとしては真っ当だと思うがw 多様性は削がれるんだよな。カルチャーを発生させる揺らぎが無いから、既に達成した輸入モンに頼る導線が強まるw
場所は金で解決出来るが、中身の魅力はまた別だからな。

33:越谷のイオン・モールでは、子どものおもちゃ売り場に監視カメラが五つぐらいついている。それで守っていますよ、と言いたいわけなんでしょうが、いかに変な人が来るかということでもある。そして、いかに都市的な自由から遠いかということです。(三浦展)

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「怪しい格好をしてイオンモールに行くと捕まるのだろうか?」

という遊びしてみたいなw 万が一捕まって、ワイドショーに

「悪趣味ですねぇ・・・。」

と言われても個人的には大丈夫だが、一応普通の会社員なのでマズイんだよなぁw 誰かの顔に泥塗らない範囲で遊ばなければならないと思うw

LIGブログの菊池さん とかにやってもらいたいな♪w

まぁ抑止力という機能もあるし、「町中監視カメラ付けて欲しい」 という意見もあったりはする・・・w

しかし “監視カメラ無いところではしたい放題♪ 文句言えません” 的になる側面があるんだよなぁw

34:いま一番遅れているのは、都市計画と建築ではないでしょうか。ただ、そういう都市が普及しているから無印が売れるというのもあるでしょう。その補いとしてね。(堤清二)

都市計画はダサいと思う。大企業の思惑が無いであろう蔵前の動きの方がずっと面白い。

企業が所有している土地の範囲で開発されるから、”一線越えると何もない” みたいな事多発してるもんなw

大概 “子供から大人まで♪” とか言ってるのに、幼児の託児所はあれど、プログラミング教室のスペースや、バーやクラブもあるべきだと思うんだが。パッケージ型だったらそぉいうのも無いとな。

バーやクラブは都市機能として不可欠だと思うんだけどな。クラブで言うなら極論ソウルトレインでももう良いと思う。とりあえず “爆音×酒×ミラーボール” でも、もう良いからw “薬局” と同じレベルであるべき機能だと思う。

35:ファミリー・レストランが近くにできれば、主婦が料理をしなくてすむようになるんだから、よほど世の中のためになると思っていたけれども、最近疑問が出てきましたね。ファミリー・レストランが家族の団欒を破壊したという面もあるでしょうから。(堤清二)

“ファミリー以外お断りレストラン” という原点回帰な店舗とかやってみて欲しいよなw

大概都心のファミレスは、タクシードライバー用のカウンター席を用意しているが、あんなもの要らないと思う。あのカウンターに居る人たちの背中、悲壮感半端無い・・・。

36:いま一番画一性を感じる場面は、天皇家崇拝でしょう。これは世界的に見ても、驚異の画一性です。昭和天皇がご病気になったときに、三ヶ月ぐらい、誰も命令していないのに歌舞音曲は自粛。テレビのコマーシャルでも、どんどん表現が抑えられていきました。それを見た外国の大使、行使が対日認識に自信をなくした。

わたしに電話をかけてきて、「来月大蔵大臣を来日させていいだろうか」 、などと聞いてきた。最初は何を聞かれたのかわかりませんでしたね。(堤清二)

意図的な演出もあるのだろうが 「みなさまの・・・健やかな・・・健康を・・・お祈りしております」

AZZLOにおいてはそれしかないんだよな。それに皇室ジャーナリストの “似合わない帽子” のイメージが強いw

ま、日本のヒエラルキートップは首相じゃなくて天皇だもんな。ヒエラルキーに従順な日本人であれば当然だと思う。

日本人が知らない天皇陛下の権威

ちょっと調べてみたが、”お祈りするのが仕事” って書いてあったw

そして日本だけじゃなくて世界的な偉いおっさんなんだな。昭和天皇は

“LSD食いまくって戦争没頭した”

という噂を聴いたことがあったがw そうではない噂もあるんだな。(そら事実はわからん)

すげ~~~~~~偉いのは分かったが、国旗振りに行くモチベーションは全然わかんないな。自分らもお祈りすれば良いと思うのだがw

37:中国の人から、「我が国も日本のような社会主義国を作りたい」 と言われて、びっくりしました (笑)。「日本は自由市場経済ですよ。あなたのところは共産党の枠の中での市場経済でしょう。だから、中国の方が進んでいるのではないですか」 と、少し皮肉を混じえて言うと、「そうでもないから問題なんです」、と、奇妙な話になる (笑)。(堤清二)

旧ソ連からも

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って羨ましがられたみたいだからなw

今の日本の歪は社会主義からガチ資本主義への移行で歪が多い時代なんだと思う。その歪とネットコミュニケーションの多様化によって共産主義的な思想も混じっていて余計グチャグチャだと思うw

38:資本と労働は、対立しているのが平和な状態だ、と思うんです。対立して妥協点を見つけ出せるなら、その方がいいからです。不安をもちながら、それを押し隠しているのは、不健康な平和状態、擬似平和です。(堤清二)

おぉ。それ大半の企業に言えるよな。

偉いおっさんは

「オレの言ってる事・・・アホだと思われてないかなぁ・・・。」

とビクビクして、下々は

「アホって言ったら怒られるかなぁ・・・」

とビクビクしてるw

そんな状態で儀式的な対話をしても、

「やっぱオレは偉いからアホではなかった模様だ♪」

と偉いおっさんが短期的な安堵感を得るだけなんだよな。



その点AZZLOは、ココだったり対面で 「アホ!!! 」 とは言わないがw 疑問と解決手段は出してる。ホントに解決出来るかはそら分からんが、一つ検討できる手段は出しているし、個々の案件においても同様だ。

その上で、

「そもそもその疑問はAZZLOしか感じてない、気にし過ぎだってばぁw」
「その手段では○△□な理由で解決出来そうもない。故に実行しないもんね♪」

なんなりをやった上で、より次の洗練された解決手段なり、まだ見えていない課題を見つける事になると思うんだけどな。もちろん場合によっては

「なるほどね!やってみようか♪」

ってのもあるだろう。

対立っつぅと “ケンカ腰” な雰囲気がするが、対立を避ければ避けるほど、上記の “ビクビクループ” になっちゃうと思うw

常々言っているが、そのループで儲かるなら良いと思う。

39:当時の西武鉄道の幹部は、思いっきり時代遅れでした (笑)。

それで、「いい組合であれば、あった方がいいことがわかりました。ただ、男性社員だけの組合を作ることにします」 と言ってきた。こっちは、あっけに取られたわけ。「どういうことですか」 と聞くと、「女性はハンサムな男が出てくるとみんなその人の言うことを聞いてしまう。それは非常に危ないので」。いくらあの時代でも、経営者、それも名だたる私鉄の重役たちが、そんなことを平気で言うのには、正直あきれ返りましたね。(堤清二)

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むしろ最強は頭の良い美女であって、峰不二子なんだけどなw 異議を自分の言葉で言えるのは男性よりも女性の方が多い印象。

ただし若い女性と、こじれた女性は、平均的男性よりも画一的というか、転がすのは簡単だが、”光と影” がある判断には保守的な傾向を感じる。

そしてヒエラルキーに従順なのはむしろ男性だけどもな。

40:清水眞砂子さんが、学生に 「人を罵倒する言葉を挙げなさい」 と言ったら、「きもい」、「死ね」、「うざい」 くらいしか出てこなかったというんです。「おまえの母ちゃんでべそ」 でも、「あんぽんたん」 でもいいんですが、人を罵倒したり、罵倒しつつも愛着をもつようないろんなニュアンスの言葉がたくさんありますが、ヴォキャブラリーが少ないと思うんです。つまり、いまの若者は皮肉を言うことさえできないんじゃないか。わたしは皮肉ばかり言うもんだから嫌われるんです (笑)。(三浦展)

ぼくが嫌われるのも無理ないな (笑)。(堤清二)

AZZLOが嫌われるのも無理ないなw

皮肉ってセンス必要だよな。近年そぉいうの全然聞かないな。ココは結構皮肉まみれだと思うがw 改めて考えてみよう♪


ふと思いついた言葉だが、おそらくどこかで起きた事だと思うw

「お前の母ちゃんのパートって、ふなっしーの中の人なんだって?」

「そうなんだよ!!!実はねw」 と話したくなるのが罠だw
「どうせ股間にティッシュ付いてるくせに!!!」

「!!!そ・・・そうかもしれない。でも証明するには脱ぐしかない・・・。万が一付いてたらどうしよう・・・。」というもどかしさで人をよりイライラさせる事が出来るw
「高いワイン飲んでスノッブぶってる日本人は、フランスにとっちゃ “奴隷からの搾取” だろうね。3年住んでたAZZLOが言うんだから、住んでない貴方よりは信憑性高いでしょ?」

自分で書いて気分悪くなるぐらい嫌味だな・・・w

間違いなく言えるのは、日本のワイン嗜好はフランスの現実とはかなり違うw 銘柄とか年数とか覚えてるヤツなんて日本で “電車のモハなんちゃらは、あの工場の何年製造” を言える鉄オタぐらいの確立しか居ないしw ワインがその場の主役になる事なんてフランスではない。主役は人なのだ。

高いワインでも安いワインでも “飲んで楽しかったヤツ勝ち” なんである。

酔った上でスノッブし続けるの結構大変だと思うしなぁw

あ、その点

“酷い音でも楽しかったクラブイベント”
“良い音だけど一人ぼっちのAZZLO宅”

も、ちょっと違うけど、傍から見たら同様だろうなぁ・・・w

41:女性の中には、その危険を理解していた人もいると思います。わたしは、均等法は諸刃の剣であることが、すぐにわかりました。均等法で女性にも男性と同等に仕事ができる可能性が開かれました。しかし現実には、子どもを産んだらどうするか。苦しい労働条件の中で、体を壊す女性でも出るだろう。可能性だけは開かれましたが、女性にとってはたいへん過酷な世の中になったんです。当時、均等法導入に反対していた女性団体もあったと記憶しています。~中略~

それがその後、女性自身の予想をはるかに超えた 「男女平等参画社会」 が実現し、その結果、「おひとりさまの老後」 が待ち受けている。(堤清二)

8番でAZZLOが書いた事は、この指摘を覚えてたからかな?

そもそも女性上位社会だったのを労働部分だけ均等にしたら女性が苦しむのだ。”お腹痛い痛いウィーク” でパフォーマンスダウンすら許されないのだ。全く酷い話だw

そして核家族化・おひとりさま化の方が一人あたりの経済活動という駒は大きくなるが、駒の数が減っちゃうんだよなw

子供を生み育てるという当たり前な生活すらも、託児所やら経済に取り込まれてしまったし。

特に女性は産んだ子はがっつり身近で育てたい傾向は男性よりも強そう。”自分の企画は自分でプレゼンする” 的な事だと思うw

託児所がどんなもんなのかよく判らないが、”がっつり親が居る” か “孤児” のどっちかが良いと思うなぁw 中途半端なの良くないと思う。その 極論に達さない為に “親の親” (じいちゃんばあちゃん) の介入が必要だと思う。

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そもそも両親だけでは無理なのは明白w

AZZLOにとっての社会的子宮は幼少時期はロータリークラブ 、少年時代はDJクラブ だったな。最近だとデニーさんのハウルがそうだった。そぉいう 何かしらの同年代だけではなく “主に年上と接点が持てるコミュニティー” が子どもには必要だと思う。

先輩たちの生き様を見て、自分がその年齢になった時に比較する事で、検証・精査が進むと思う。

42:テレビや新聞の示す日本中の最大公約数は、シンプル族にとってはちっとも公約数ではないんでしょうね。しかしだからこそ、一方で、「公約数と言われているもの」 に対する意識は強まるとも言えます。つまり、公約数が、シミュラクル (オリジナルのわからないニセモノ) 化している。いま、「定番」 とか、「お決まりの」 とか、「お約束」 とかいう言葉が流行っているのは、みんなが本当の公約数、常識を知らないのに、「公約数のようなもの」 を想定したいと考えているからです。本当に公約数かどうかではなく、「これが公約数と言われるものでしょ」、というものがいまは強く求められている気がします。(三浦展)

信じる者は救われるってヤツだな。

43:パルコのときに、増田さんといつも編集会議をやっていました。あるとき今回の日本テレビの 「バンキシャ!」 と同じようなヤラセ事件が起きたんですね。それで、ヤラセ社会を分析したい、と言ったら、「ヤラセが問題なのではなくて、ヤラセをさせるとそこにいる普通の人間が 『やろう、やろう』 と言う社会が問題なのではないか。ヤロウゼ社会なのではないか」 と言われました。これはなかなか鋭いアイロニーだな、と思いました。自分たちを乗らせてくれるヤラセを待望する大衆はたしかに存在しています。(三浦展)

乗じて楽しむということですかね。どうも、あまり上等とは思えませんね。(堤清二)

連れション性分・・・w “ギブミーチョコレート” から始まってるからなぁ。

そして日本人ほどマーケティングを通過したコミュニケーションが横行・やりやすい国民も珍しいかもしれないな。

“モテる為の10か条”

的な記事や本をいまだに見かけるが、そこから分かるのは “ヤラセを信じれば、ヤロウゼも通用する” という信仰になってるんだろうなw

44:そのエリアだけに流通する地域貨幣というのが、だいぶ注目を集めてきています。預金機能などをもたせなければ法律には触れない。地域だけの貨幣があると、中央集権志向はだいぶ変わるのではないかと少し期待しています。(堤清二)

“ふるさと納税” とか少しそぉいう事に繋がるのかな?

日常的に使う貨幣ではなく、為替市場と連動する経済という面での指摘かな。

途端に島根県円が急騰したりとか面白いよなw

45:正社員になんかなりたくないよ、次はハンズで働きたいよ、と言ってる人の方が、次に何が売れるかわかる人なんです。どうしても正社員にしてくれ、というのは管理型の人で、これから売れるものなんてわかんない人なんですよ。すぐに辞めそうな人の方が面白い。~中略~

いま正社員になろうとしている人は、安定した長期的な雇用のためなら、いやなことでもやると言うはずです。(三浦展)

そうだよな。AZZLOは “代理店の子会社の正社員で本社に出向している” 訳だが、”本社社員ではない” ので、”いやなことはいやと言う” ロジックだ。

そもそも “本社社員が豪快に 「いやっ!!!」 言うてる” からな。AZZLOは5倍ぐらい言わないとなw

46:大学をどうにかしないと、地方分権とか、地方に人を呼ぶとかは、難しいですよね (堤清二)

大学は地方の拠点になりえます。文化的、精神的拠り所。地方は、都市部に先んじて高齢化が進んでいますから、地方をよくするためには、若い人を増やすことが不可欠。定年後の団塊世代なんて来てもらっても困るはずです。(三浦展)

その点若い人も地方移住を進めてたりするな。

島根県海士町 とか、勢いよく増えているらしい。

48:国立学園の卒業生は、入学試験では素晴らしい成績なのに、元気がなくて、だんだん成績も落ちてしまう、と言うんですよ (笑)。全員がそうだというわけではないのでしょうが。それで、思い切ってカリキュラムを変え、図画工作、体育、音楽を、一週間で三、四コマ増やしたんです。そうしたら、PTAに呼び出されて、そんな意味のない学科を増やして、うちの子が一流大学に入れなかったら責任を取ってくれるんですか、と詰め寄られた。

ビジネスマン時代にもいろいろな経験をし、労働組合を反対されたときにも驚きましたが、このときも驚きましたね。卒業生の追跡調査から、小学校のときに知能ばかりを要求すると、人間としてその後の伸びがなくなることがわかったので、カリキュラムを変えました。みなさんの子どもさんの将来を考えてのことです、と説明したのですが、わかってもらえないんです。親御さんとしては、自分の子どもが一流中学校へ行っていることを自慢したいんですね。「うちの子どもは、相撲取りにするために国立に入れたのではない」、と怒られて、こちらも切れちゃった。納得できなければ転校なさって下さい、と言った。(堤清二)

学歴偏重は、そぉいう親のお仕着せから生まれてるよな。自尊心の担保は違う所でやってもらいたい。

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そんなんで育った子どもは、また自分の子孫にそぉいうお仕着せを強いる。 “エリート家系” として自尊心をケア出来るだけだ。

49:国際的というのは、英語を話すことではなくて、違う文化の所有者を理解しようとする心構えをもっているということです。(堤清二)

そう思う。そぉいう感じの人は 「教養がある人」 みたいに言われてると思う。

共感は無理でも把握はしないとな。そうでないと差異を認識する事にも繋がらない。

そもそも日本人同士でも “同じゴール目指してたけど道順が違った” 的な事は当然ある訳で、”同じ道順だけど最後にジャンプしたいか?体育座りしたかったか?” の違いもある。
例えば “ヤンキーって意外とイイヤツ” ってのは “道順が違うけどゴール同じ” みたいな事だし、その一致性を発見した時の快感ってデカいんだよな。

AZZLOがこの快感に気付いたのは、フランス在住時に家でJupiter Jazzを聴いてた時に、

「オレワー・・・ソラトンデルニナッテルノ・・・キョク!!!」

とジャンマリーが言ったんだよな。

テクノのノンバーバルコミュニケーションに気付いた瞬間だったし、言語も人格形成背景も関係ない繋がりが起こった経験だった。

AZZLOが一番のトランス曲だと思っている CO-FUSION / FRONTIER (ATOM MIX) で、同時にLSD5個、エクスタシー3個とか、日常的に嗜む友人のレナルドが、頭抱えて悲鳴あげてフロアで転げ回ったんだよな。この事象も “ノンバーバル・マルチカルチャー” を実感した瞬間だったな。

もちろんフランスに居ると常に 「C’est boぉぉぉn!!!」 言ってワイワイやってる訳だが、聴覚でマイナーなテクノでw それが起きた事にビビル17歳のAZZLOだったのでした。

50:わたしは高校全廃論者さんです。高校は、専門知識を身につける大学に行く人が勉強するためだけ必要なのであって、その他の子どもは、中学を出たら専門技術を学ぶ学校に進学した方が、手に職はつくし、いいのではないか。みんなが大学に行きたがる気持ちもわかるが、これだけ世の中が変わってくると、大学を出ても職があるとは限らない。(三浦展)

義務教育が終わってんだから、そもそも次は専門なんじゃないかな? “専門じゃない高校?” というのが存在している事が論理的におかしい気がするw
更に義務教育なのに教科書・制服に金払わなければならないとか意味不明だしな。給食はまぁ金払っていいと思うが。

会社員が “自腹でスーツ買わなきゃいけない” とかも意味不明だよな。

高校・大学行く理由が当人のモチベーションと紐付いていれば行っても良いと思うが、大学出てるって事は 「自信ないからスタンプラリーしてました・・・」 みたいな側面がある。そぉいう人は卒業してもその後学ばないから使い物にならないと思う。

51:高卒の資格が欲しくて、なんとなく普通科高校を出たという子どもが一番フリーターになりやすい。目標がありませんから。女の子だとキャバクラ嬢になりやすい (笑)。(三浦展)

行きたい理由、活かす理由がなかった訳だからな。

ま、ただしイケてるキャバ嬢とか、水商売の人は感動する程コミュニケーション能力は高かったりする。どんな業種の営業でもトップセールス間違いないだろうw

52:差別と言うと大げさですが、やはり 「ホワイトカラーの方がかっこいい」 とか、「格好だけでも大卒」 といった意識は根強い。だから、これは冗談ですが、小・中・高の名前をみんな 「大学」 にしたらどうか。大学を九年で卒業したと言ったら、すごい秀才なのか、勉強嫌いなのかわからないんで (笑)。(三浦展)

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会社組織の “役職” も全員 “社長代理” にすれば良いと思う。ある種そうなんだし。

53:何年か前に、本を書くために教育のことを調べていたら、アルファベットを全部書けない高校生がいるということがわかって、びっくりしたんです。それを筑波大学の先生に聞いたら 「もちろんそうですよ。平仮名も全部かけませんから」 (笑) 。のけぞりましたよ。(三浦展)

なんでそんな事になってんだ?www

AZZLOも世代平均からしても漢字が手書きでは書けない方だが・・・。(小5ぐらいからワープロで文字打ってたし・・・)

まぁその辺はほぼ知識の領域だから、必要に応じてその後身に付ければ良いもんだとは思うが、“記憶頑張ろう教育” が既に全然頑張れてない って事だよなwww

54:近代化というものをめざして高度成長を成し遂げたことのツケが、いままわってきているのではないでしょうか。本田宗一郎さん、井深大さん、みなさん個性的でした。ところがその後、会社の経営に入っていった人たちは、非個性的な人が多いですね。非個性的な人が、エスカレーターに乗って、えらくなっていった。そのために経済界は、ナンノ意味もない集団になってしまったのです。個性的な人たちが財界を形成していた頃は、面白かったですよ。その人たちが評価する人物に、「あなた総理大臣をやりなさい」 と言っても、なんら問題はなかったでしょう。いまは、財界人が政治に口出しをすればするほど、政治は悪くなる。(堤清二)

“戦後復興” という使命・正義がない世代だからな。それは当然AZZLOも含めだが。

更に戦後は “言いなりで老後も安泰♪” の大キャンペーンがあった訳で、言うならば “個性ない方が幸せキャンペーン” だったと思う。当然の結果だと思う。

55:個人の誇りというのは 「人と違っても俺は大丈夫だ」 ということでしょう。しかし、他人と違うということに耐えきれるのは、ごく少数の人だけでしょう。ふつう、どんな人でも、ローカリティに支えられて、その上で個性を保っていると思うんです。そのローカリティの部分が根こそぎになって、浮遊してしまっているのが、現在の日本人ではないでしょうか。(堤清二)

リアル社会では、ローカリティがローカルヒエラルキーだけになってるからな。当然会社への帰属意識なんて起こる訳がないw

ビッチ女が金持ち男捕まえても、そこに愛なんて無いからな。お互い(男女) の自尊心の担保でしかないw

“与えられているのは出世の可能性だけ。個の尊重とか無い”

みたいな感じだもんな。故にコスプレとか理想とするキャラクターへの変貌願望が強くなるんだと思う。


セゾングループという超大企業のボス、すなわち “凄く偉いおっさん” のイメージとはかけ離れた感じだったな。”店舗のAZZLOを西武渋谷店1Fの路面スペース” に出店させた訳だしw

結果的にタイミングが悪くセゾンは解散してしまったが、終わったからこそ今のAZZLOが興味沸くわけだし、近年では様々な人に無意識領域のバトンを渡した人はこの人そうそう居ないんだろうな。

日本で育った30歳以上の人は、堤清二のわずかなバトンでも全員が受け取ってしまっていると思うw

おそらく西武百貨店しかりセゾングループはスノッブな方々も含めて帰属意識があった様に思う。そぉいう帰属意識こそがブランドだと思うな。

代理店が 「ブランディング」 とか言うとすぐ、「広告じゃないやつ・・・プロモーションか!」 とかになるが、そぉいう事じゃないんだよなwむしろブランディングは手段で言うなら洗練された広告の方がやりやすいと思うし。

もうちょっと早く生まれてセゾンの濃ゆい現在進行形の頃を体感したかったと思う。

と同時に、AZZLOの今後の言動しかり、AZZLO以外の人たちのムーヴメントは起き続ける訳だから、今後を楽しみにしたいとも思う。

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